お口の健康を保つために
オーラルフレイルをご存知ですか
オーラルフレイルとは
オーラルフレイルとは、口の機能が健常な状態と『口の機能低下』との間にあり、噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることをいいます。オーラルフレイルであると、将来のフレイルや要介護認定、死亡のリスクが高いことがわかっています。
筋力などの身体機能の低下より先に、社会参加など他者との交流が減ったり、口の機能が衰えたりすること(オーラルフレイル)から始まります。しかし、早めに発見して適切な対応を行うことにより改善できる状態です。

・出典:日本老年歯科医学会 https://www.gerodontology.jp/committee/002370.shtml
関連資料
「フレイル」については以下のページをご覧ください。
オーラルフレイルのセルフチェック
オーラルフレイルのチェック表を使って、自身のお口の状態を確認してみましょう。オーラルフレイルの可能性がある方はお近くの歯科医療機関の受診をおすすめします。
オーラルフレイルを予防・改善するには
オーラルフレイルは日々の努力で予防・改善することができます。
予防・改善に効果のある代表的な3つの方法をご紹介します。
1.お口の筋力を鍛えましょう
お口を動かすことにも筋力が必要です。お口の筋力も使う機会が減ってくると、筋力がどんどん低下して動かしづらくなり、固いものを噛んだりお話したりすることが大変になってきます。
お口・舌の運動をすることで、より効果的にオーラルフレイルを予防・改善することができます。
(出典:NPO法人長野県歯科衛生士会)
2.お口の清潔を保ちましょう
お口の汚れをそのままにしておくと、歯周病が発生しやすくなり、放置しておくと脳梗塞や認知症等の重大な病気につながる可能性があります。
予防のために、日頃から歯磨きを忘れずに行いましょう。また、入れ歯も食後はしっかりを洗浄し、清潔かつ快適に使用できるように心がけましょう。
時間や道具がない場合にはうがいだけでも行い、お口の汚れを落としましょう。
歯磨き・入れ歯の洗浄のやり方 (PDFファイル: 665.8KB)
(出典:NPO法人長野県歯科衛生士会)
3.定期的に歯科受診をしましょう
日頃からお口のケアに取り組んでいても、お口のトラブルが発生してしまうことがあります。自身で行うケアに加えて、半年から1年に一度は歯科医院で定期検診を受けてトラブルを予防しましょう。
75歳以上の方へ
歯科口腔健診を受けましょう ~後期高齢者歯科口腔健診~
長野県後期高齢者医療広域連合で、高齢者の方の健康づくり事業の一環とした歯科口腔健診を行っています。
高齢になると、むせこんだり、のどにつかえたりすることが多くなり、これらが原因で誤嚥性(ごえんせい)肺炎(細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎)を起こすことがあります。
お口の健康は、身体の健康への第一歩です。固いものが食べにくい、入れ歯が合わない、特に自覚症状はないが、お口の状態を確認したい方など、費用は無料ですので、ぜひこの機会に受診しましょう。
詳細は以下をご覧ください。
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地域保健課 地域包括支援係
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長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
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ファックス 0265-83-8590
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更新日:2025年07月08日