国際協力の輪を広げる 駒ヶ根フォーラム(2月16日)

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

市は、外務省や国際協力機構(JICA)と共催で駒ヶ根フォーラムを開きました。第3回となる今回は、赤穂公民館とオンラインで実施し110人が参加しました。
駒ヶ根フォーラムは、市に縁深いテーマについて有識者や実践者と共に掘り下げ、学びと交流の場をつくる取り組みです。この日は「地域が取り組む国際協力」をテーマに、講演やパネルディスカッションが行われました。
講演では外務省国際協力局政策課の千々部克洋課長補佐が、開発途上国等に資金や技術協力などを行うODA(政府開発援助)の視点から日本の外交と国際的な課題を解説。開発協力には「途上国の経済成長や貧困削減だけでなく、環境問題などの世界規模の課題にも対処する必要がある」とし「ODAは日本の外交の最重要ツールの一つ。途上国からの信頼がある日本ならではの国際協力を進めていきたい」と話しました。
パネルディスカッションでは、農業の面で国際協力に携わるパネリストが登壇。日本の農業の強みや今後の国際協力について論を進めていく中で、りんごのきのした農園の木下佳信さんは「地方にいると見方や考え方が均一的になりがち。視野を広げるためにも国際協力は最も良い手段だと思う」と呼び掛けました。
聴講した伊藤市長は「多文化共生のまちづくりの一つのツールとして、このフォーラムを続けていきたい」と会を締めくくりました。
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更新日:2024年03月07日