経営講座でデジタル時代を学ぶ(7月5日)
講演する堀越さん
市は、駒ヶ根商工会議所で経営講座を開き、中小企業事業者など44人が参加しました。日本IBM株式会社から小川さん、鳥巣さん、堀越さんの3名を招き「デジタル時代の”今”と”未来”」をテーマに、今後のデジタルの在り方やメタバースについてお話いただきました。
メタバースは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などを活用し、オンライン上で実際の世界と同じような体験ができるもので、2030年頃までに普及していくと考えられています。
小川さんは「新型コロナウイルスによってビジネス環境は大きく変わり、デジタルを活用した素早い課題解決が求められるようになった」と説明。「課題解決のために経験則のみに頼らず、データを元に意思決定をすることが大切」とデータ活用の必要性を訴えました。
その上で、メタバースアドバイザーの鳥巣さんは「デジタル化やデジタル活用を進めるためにはメタバースの活用が重要」と話しました。一方で「とりあえずメタバースを作るのは危険」と堀越さんは警鐘を鳴らします。失敗や、成功の事例に触れ「誰に何の価値をどう届けるか考えられたメタバースであることが大切」と指摘しました。
参加者は、メモをとるなどして熱心に聴講。企業経営へのデジタル活用について理解を深めました。
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更新日:2023年07月25日