ラジコン操作で除草の負担減(5月24日)
ラジコン除草機の性能を確かめる参加者ら
市は、ラジコン操作で水田の雑草を抑制できる除草機「ミズニゴール」の試験運用を開始しました。これは先端技術の導入で農家の担い手不足の解消につなげることなどを目的とした、スマート農業推進の取り組みの一環です。市がリースした除草機を市内の4農家に貸し出し、効果の検証を行います。この日は、中沢区の水田に試験農家と除草機作製会社の社長が集まり、使用方法などの講習会を開きました。
ミズニゴールは、ブラシで水田の泥をかき混ぜながら走行することで水を濁らせ、水中の雑草の光合成を阻害し除草をします。同時に小さい雑草を抜くこともでき、除草剤などを使わない有機米の栽培が可能に。稲を倒さずに泥をかき上げる様子を見て、参加者からは驚きの声が上がりました。
講習会に参加した農家の木下さんは「有機米の栽培は、とにかく除草が大変。この除草機の導入が、担い手不足の解消や安心安全なお米作りにつながれば」と期待しました。
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更新日:2023年05月26日