【注意】ニホンザルが頻繁に出没しています
市内各地でニホンザルの群れが頻繁に出没しています。農作物への被害はもちろん、近年では人間を威嚇する行動も見受けられます。ニホンザルによる被害を防ぐために、次のことに心がけましょう。
ニホンザルの特徴を知る
ニホンザルはサルの種のうち世界で一番北に生息しています。通常、数10頭から100頭を超える群れを作って集団で生活しています。行動範囲は、最大で数十平方キロメートルと言われており、行動エリアが広く主に日中に行動します。
ニホンザルは雑食性で、植物の果実、種子、葉、芽のほか、昆虫なども食べます。特に、カキ、カボチャ、スイカ、トウモロコシ、クリ、モモなど甘くて栄養価の高いものを好みます。学習能力が高く、農地を餌場として利用するうちにエサの種類を学習し、次第に多くの農作物の味を覚えていくため、被害対象農作物は広がっていきます。
農作物に依存した群れは、栄養状態が良くなり、出産回数が増えるとともに子ザルの死亡率も下がるため、個体数が増えていきます。やがては山で生活することが困難となり、家屋内への侵入や、人が持っている食物まで奪うようになります。
絶対にエサをやらない
餌付けをすると人馴れが進み、地域への定着や被害の拡大となりますので、絶対にエサを与えないでください。また、食べ物を見せると飛びかかってくる場合もありますので注意が必要です。
エサになるものを野外に放置しない
生ごみや収穫されない果実などはサルにとって格好のエサとなります。果樹園の果実などはすべて収穫し、農作物もそのまま放置しないようにしましょう。
人間は怖いものと教える
見かけてもそのままにしておくと人馴れが進みますので、人間は怖いものと教えるためにも追い払いを行いましょう。女性や子どもなど追い払いが難しい場合は、刺激しない・目を合わせない・近寄らないようにしてください。
市ではサルの追い払いの方法を動画で公開しています。特別な道具は必要ありません。サルはとても臆病な動物で、近づくだけで逃げていきます。心配な場合は棒を持ったり、石を投げるふりをしたりしても効果的です。
サルが出没する地域では、追い払いにご協力をお願いします。
ニホンザルに出会ってしまったら
女性や子どもは甘く見られる傾向があり、近寄ったり食べ物を持っていたりすると襲ってくる可能性があります。
- 静かに慌てず、大きな声など出さずにそっとしていましょう。
- 危険を感じた場合は、目を合わせないようにしてゆっくりと立ち去りましょう。
- エサを与えたり、持っている食べ物を見せてはいけません。
- 出没場所や個体数などの情報を市役所農林課へご連絡ください。
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2024年07月17日