貯水槽水道の維持管理
法律改正によって、すべての貯水槽水道について(従来は10立方メートルを超える受水槽のみが対象)管理責任の所在が明確になり、受水槽から先の水の管理は、貯水槽設置者の責任で水質など管理することになりました。
貯水槽(貯水槽水道)とは
ビルやマンションなどの高い建築物では、水道管から供給された水をいったん受水槽にため、これをポンプで屋上などにある高架水槽にくみ上げてから、各家庭のみなさんに給水しています。
この受水槽と高架水槽を合わせた設備を一般的に貯水槽といいます。
貯水槽の仕組みと水質管理責任の範囲
貯水槽の清掃
1年に最低1回以上、専門の清掃登録業者に定期的に清掃をおこなってもらいましょう。
貯水槽の点検
水槽にヒビ割れがないか、汚水などに汚染されていないか、水槽内に異物の混入がないかなど、定期的に点検をおこなってください。
特に地震、台風、大雨、凍結の後は点検が欠かせません。
水質検査の実施
各家庭の蛇口から出る水の水質検査を定期的におこなってください。異常があったときは、必要な水質検査をおこない、安全を確認してください。
残留塩素測定
特に義務付けられてはいませんが、念のために遊離残留塩素を測定してみてください。
0.1ppm以上であれば安心できます。0.1ppm未満なら専門の業者に依頼して原因を探す必要があります。
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更新日:2021年12月23日