結核を予防しましょう

結核菌を吸い込むことによって、体の抵抗力(免疫)が弱い時などに、菌が増えて発病する慢性感染症です。

結核は、今でも年間1万人の新しい患者が発生し、約2千人が命を落としています。近年では、結核患者に占める高齢者の割合が3分の2以上にのぼっています。

感染と発病

結核は初期段階ではほとんど症状(発熱、体のだるさ、長引く咳、痰(たん)等)が表れず、特に高齢者では気づかないうちに進行してしまうことがあります。咳やくしゃみ等によって、空気中の結核菌が飛び散り、それを吸い込むことにより感染が広がります。感染がわかるまで2~8週以上かかります。

体の中の菌が増えて、胸部レントゲン検査で肺に影が見えたり、痰(たん)に菌が混じったり、咳や微熱などの症状が出る状態です。人間の体には感染から身を守るさまざまな防御機能や免疫力(身体の病原体に対する抵抗力)があります。発病には結核菌の量や強さと、免疫状態や感染からの期間が関係します。

結核に感染後、発病する方は感染者の約1~2割です。発病までの期間は、早くても感染後3~6カ月以降となることがほとんどです。

結核の治療

結核と診断されても、治療を始めれば1~2カ月で周りの人に感染させることはなくなり、6~9カ月間の飲み薬で治ります。

早期発見が大切

早期に発見できれば、本人の重症化が防げるだけでなく、大切な家族や友人等への感染の拡大を防ぐことができます。咳や痰(たん)が2週間以上続く、微熱や倦怠感(だるさ)が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

年1回は胸のレントゲン検査を受けましょう。

結核レントゲン検診詳細
対象者

駒ヶ根市に住民票のある満65歳以上の方

【除外者】

  • 市の肺がん検診を受診される方
  • 勤務先やかかりつけ医、ドック等で既に胸部レントゲン撮影などをされた方またはされる予定のある方
  • 結核で現在療養中の方
実施方法 検診車による地区巡回
日程 令和6年度の日程は、決定次第掲載します。
服装
前後無地で装飾のないTシャツ1枚で撮影します。
絵や文字が印刷されている衣服、柄のある衣服、ボタン・ビーズ・刺繍等の装飾のある衣服、アクセサリー等の金属類、スポーツブラやカップ付きのキャミソールは外していただきます。
検査着の貸し出しはありませんので、検診がスムーズに進むよう撮影しやすい服装でお越しください。

 

この記事に関するお問い合わせ先

地域保健課 健康長寿係

〒399-4192
長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
電話 0265-83-2111(代表) 内線334
ファックス 0265-83-8590
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更新日:2024年01月18日