郷土館(旧市役所庁舎)

駒ヶ根市郷土館は、県内にも数少ない大正期の洋風建築で、駒ヶ根市役所の旧庁舎です。昭和46年秋に庁舎新築に伴い、庁舎の代表的な部分を現在地に移築し、郷土館として保存するとともに、民俗文化財等の展示や、各種イベント会場として活用されています。
旧庁舎は大正11年10月に、旧赤穂村役場として、当市出身の伊藤文四郎工学博士の設計により建築されました。開拓期の米国で発達した近世コロニアル様式をとり入れ、内部の装飾に近世ルネッサンス式を加味し、当時の役場としては斬新で豪華なものでした。
木造一部2階建とし、建築面積は421.58平方メートルで、屋根は桟鉄板葺寄棟造で、正面玄関、ベランダが付いています。規模は桁行側面30.90m、梁行側面13.17mで、外部は白漆喰仕上であり、内部は一部土間、他は敷石と板張となっています。

2022年、郷土館は築100年を迎え「KOMAGANEアートプランの会」主催で記念イベントが開催されました。また、郷土館を分かりやすく解説した記念映像も作成されました。築100年記念映像が次のリンクより視聴できます。ぜひご覧ください。
所在地 | 駒ヶ根市赤穂24番地(北割二区) |
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所有者 | 駒ヶ根市 |
市文化財指定 | 昭和51年3月30日 |
開館時間 | 午前9時~午後5時 |
休館日 | 月曜日、年末年始(12月29日~1月3日) (月曜日が祝日の場合は翌日休館) |
観覧料 | 無料 |
お問い合わせ | 0265-83-5011 |
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更新日:2023年02月09日