国重要文化財旧竹村家住宅
国の重要文化財「旧竹村家住宅」は、もと竹村源吉氏の家で、中沢本曽倉大津渡(おんど)にありましたが、重要文化財に指定後、郷土の文化遺産をよりよく保存するために、駒ヶ根市が譲り受け、ここに移築したものです。
移築工事は文化庁の指導のもとに行われ、綿密な調査に基づいて建物が作られた当時の姿に復元修理されました。
竹村家は江戸時代には代々名主をつとめた家柄です。この家の建築年代は明らかではありませんが、江戸時代中頃と考えられています。名主だけに許された式台を備え、外観も堂々として、これだけの大きさの民家は、当時村に1~2軒しかありませんでした。茅葺屋根の旧竹村家住宅は、当地方の江戸中期上層農家の典型として、貴重な民家です。
構造としては、桁行12間半、梁行5間半、母屋背面中央に半間の庇を張り出した構造です。梁は6尺間隔の方眼状の梁組、側回り1間毎に柱が立てられています。桁は梁の上に通す折置組、中心に大黒柱が立ち雄大な梁組はいかにも名主層の建築を思わせます。
所在地 | 駒ヶ根市赤穂26番地(北割二区) |
---|---|
所有者 | 駒ヶ根市 |
重要文化財指定 | 昭和41年6月11日 |
開館時間 | 午前9時~午後5時 |
休館日 | 月曜日、年末年始(12月29日~1月3日) (月曜日が祝日の場合は翌日休館) |
お問い合わせ | 0265-83-5011 |
個人 | 団体(20名以上) | |
---|---|---|
一般(高校生以上) | 200円 | 150円 |
小・中学生 | 100円 | 70円 |
地図
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2023年04月24日