議員研修の報告(令和6年度)

駒ヶ根市議会では、市政の発展・向上のため、また見識を広げるため、年間を通じて議員研修を実施しています。

フィンランド、世界幸福度ランキング7年連続一位の国とは(7月5日)

【講師】フィンランド大使館 広報部 プロジェクトコーディネーター 堀内都喜子さん

長野県出身で現在フィンランド大使館広報部で活躍中の堀内都喜子さんを講師に、世界幸福度ランキング7年連続1位であるフィンランドの社会情勢、働き方やジェンダー平等、子育てや教育などについて講演いただきました。

「ウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態であること)」を根底として、誰もが平等に人生を思い描き自由に選択できること、18歳までが義務教育で教材・給食も無料であること、DXが進み全てウェブで完結できること、残業をしないことを前提に仕事を組み立てていること、有給休暇は夏に4週間取るのが当たり前であることなど、詳しく説明いただきました。また、少子高齢化や人材不足など、日本と同じ課題はあるものの、フィンランドでは見直しをしていこうとフットワーク軽く実践しているとのことでした。

議員からは、高齢者介護の状況とスタンス、公共交通、兵役制度、労働組合、ハラスメント問題、DX化など、多くの質問があり、日本との考え方や制度の違いに驚くと同時に大変興味深い研修になりました。

法令・条例の読み方研修ほか(5月10日)

【講師】第一法規出版株式会社 販売促進局 販売促進第二部 三輪康平さん

法や条例の基礎から、制定や改廃、一部改正の際に作成される改め文や新旧対照表などについて、説明いただきました。

現在、駒ヶ根市の条例改正では改め文が議案資料として採用されていますが、わかりにくい部分もあるため、新旧対照表を採用する自治体も増えているとのことでした。

この日は、条例研修に引き続き、一般質問の在り方や意義についての研修や生成AIの活用などについてのICT研修も実施しました。

議会による政策運営と委員会活動の強化~駒ヶ根市の現在地を把握する~(4月5日)

意見交換をする議員

【講師】一般社団法人地方公共団体政策支援機構 上席研究員 長内紳悟さん

長内さんを講師にお迎えし4回目の研修となりました。

今回は、決算審議から予算審議に向けて、その間の150日をどのように活動していくかを再認識するとともに、EBPM(証拠に基づく政策立案)による事後検証、PDCA(業務改善のためのフレームワーク)による事前検証など、エビデンスに基づいた評価や政策立案ができるよう、行政の高度化・効率化を図る重要性について研修しました。

ワークショップでは、総務産業委員会、教育民生建設委員会のグループに分かれ、第5次総合計画の基本目標、政策、施策を再確認する中で、各委員会が所管する施策を洗い出し、そこから何が見えてくるのか、何を感じるかなどについて意見交換しました。

要望や提言をすることも大事ですが、委員会でしっかり対話をし、市の現在地を把握・共有することの重要性を感じました。まずは、駒ヶ根市の現在地をしっかり把握するため、9月の決算審議に向けて、対話の機会を増やしていきたいと思います。

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更新日:2024年07月10日