週休2日工事の本格導入

建設現場の働き方改革を推進し、建設業の持続的な担い手確保に資するため、現在試行導入している週休2日工事を本格導入します。なお、週休2日工事の導入は、駒ヶ根市週休2日工事実施要領(以下、要領という)に基づき実施します。

週休2日工事の種類

発注者指定型週休2日工事

発注者が、週休2日に取り組むことを指定する工事。

施工者希望型週休2日工事

受注者が、工事着手前に発注者に対して週休2日工事に取り組む旨を通知した上で取り組む工事。

対象工事

原則、市が入札公告等を行う全ての工事を週休2日工事として発注します。ただし、以下のいずれかに該当する工事は対象外とします。

  1. 災害復旧等の緊急を要する工事
  2. 建築工事(機械設備や電気工事を含む)
  3. 現場施工期間が1週間未満の工事
  4. 現場条件や施工時期に制約の多い工事
  5. 週休2日工事に伴う施工期間の延長により、施設利用、市民生活等に支障をきたすと発注者が判断した工事
  6. 1から5に掲げるもののほか、発注者が週休2日工事に適さないと判断した工事

本格導入開始時期

令和6年4月1日から施行し、同日以降に入札公告または通知を行う工事から適用します。

週休2日工事の概要

週休2日とは、完全週休2日または週休2日相当のことを指します。

週休2日の分類
完全週休2日 対象期間において、土曜日、日曜日、祝日を現場閉所日とすること
週休2日相当 対象期間の 28.5%以上の日数を現場閉所日とすること

対象期間

工事着手日(準備工事等の実際の工事に着手する日)から工事完成日(片付けを含む現場作業が完了する日)まで。ただし、以下の期間を除きます。

  • 年末年始休暇、夏季休暇、工場製作に限り実施している期間。
  • 工事全体を一時中止している期間。
  • 発注者があらかじめ対象外としている期間。
  • 受注者の責によらず現場作業を余儀なくされる期間等。

現場閉所日

あらかじめ定めた休工日のことで、1つの工事現場でおおむね同時期に施工される関連工事を含め、1日を通していずれの現場作業(現場事務所における作業を含む)も実施しない日を指します。ただし、巡回パトロールや保守点検等、現場管理上必要な作業のみを行う場合は現場閉所とみなします。

契約上の取り扱い

  1. 週休2日の対象工事は、公告文、特記仕様書等に週休2日対象工事である旨や工事の種類を明示します。
  2. 週休2日工事を実施するうえで必要な工期の設定をします。
  3. 経費補正
  • 発注時は、当初の予定価格において、直接工事費、間接工事費を長野県の週休2日実施要領に準じて補正した額を計上します。
  • 受注者が週休2日を達成できなかった場合は、取り組み実績(実施を希望しない場合を含む)に応じて直接工事費、間接工事費を長野県の週休2日実施要領に準じて補正した額により変更契約します。

工事成績評定

週休2日の達成状況により工事成績評定で加点を行います。ただし、施工者希望型週休2日工事で達成できなかった場合や、実施を希望しなかった場合であっても減点は行いません。

駒ヶ根市週休2日工事実施要領

この記事に関するお問い合わせ先
財政課 契約財産係

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長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
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ファックス 0265-83-4348
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更新日:2024年03月26日