シン“KOMAGANE”プロジェクトの紹介

プロジェクトの背景・概要

少子高齢化の進行による人口減少を受け、まちづくりの担い手が減少しています。一方で、コロナ禍をきっかけに、「働き方」「暮らし方」「価値観」などが変容し、東京一極集中の流れが変わる兆しが見え始めてきました。

このような流れの中、駒ヶ根市に関わる「関係人口」や「移住・定住人口」を今まで以上に創り出すため、従来の枠に縛られない「新たな市民」=「新市民(シンKOMAGANE)」を探るとともに、こうした人々のニーズを把握し、駒ヶ根市への意識を高めてもらう取り組みを進めていきます。併せて、こうしたニーズを駒ヶ根市のプロモーション戦略にも結び付けていくための取り組みを進めていきます。

「シン」の意味

「シン」をカタカナとしているのは「新」「伸」「真」「深」「振」など、さまざまな意味の「シン」を包括的にまとめるためです。

「シン“KOMAGANE"プロジェクト」として、これからの駒ヶ根市をつくっていくための手がかりを探ります。

実施期間

令和4年度 ~ 令和8年度

取り組みの方向性

  • 20~30代の文系女性を最優先ターゲットとし、これらの皆さんのニーズを把握します。
  • 二地域居住者、観光客、ワーケーション、テレワークなどによって当市と繋がる人たちにも「新市民」として関わってもらうための仕組みづくりや、そのために必要なニーズを探ります。
  • 把握したニーズを整理しながら必要な政策・施策へ反映し、プロモーション戦略へとつなげていきます。

具体的な取り組み

「大好きな駒ヶ根」をテーマとした動画募集(令和4年8月~)

「大好きな駒ヶ根」をテーマに、市内在住・在学の皆さんへ動画の募集を行いました。スマートフォンなどで風景や食べ物、人物など自由な素材を数十秒ほどの動画で撮影していただき、多くの方から応募いただきました。

応募いただいた動画は、令和5年3月に映画プロデューサーの近藤正岳さんに審査をしていただき、優秀作品の表彰を行いました。また、ご応募いただいた動画をまとめて1本のPR動画を作成しました。

優秀賞受賞作品については、以下よりご覧ください。

相模女子大学のゼミ合宿受け入れ、調査報告(令和4年9月~)

プロジェクトの最優先ターゲットである「20代~30代の文系女性」のニーズを把握するため、相模女子大学にご協力いただいています。

大学の副学長である田中教授のゼミナール(田中ゼミ)では「地域課題の解決」が研究テーマの一つとなっていることから、田中ゼミの学生が実際に市民と交流しながら当プロジェクトについて考える機会を設けるため、ゼミ合宿として当市にお越しいただきました。

ゼミ合宿での学習内容を踏まえ、引き続きゼミ内で当市の課題等について研究いただき、令和5年3月には学生より「駒ヶ根市への移住や関係人口の拡大策に関する調査報告 ~ 首都圏の20~30代の文系女子 を意識して ~」として、調査報告の発表をしていただきました。

ウミガメプロジェクトによる駒ヶ根市PR動画の制作(令和4年10月)

シティプロモーションの一環として、ウミガメプロジェクトの対象である赤穂高校、駒ケ根工業高校の生徒により、駒ヶ根市PR動画が制作されました。

ウミガメプロジェクトは、高校と連携した人材育成事業です。高校時代は、進学や就職という人生の最初の大きな選択をする時期であり、この重要な時期に、古里への関心を高める機会をつくることで、一旦は進学や就職で都市部へ出た若者が、やがて駒ヶ根市に戻ろうと考える動機づけを行います。

映像制作は、令和4年10月に両校の生徒6名で行いました。制作した動画(映像)は、市のプロモーション動画として活用され、地域活性化につながることが期待されます。

撮影の様子1
撮影の様子2
撮影の様子3

社会構想大学院大学「地域プロジェクトマネージャー養成課程」での政策提言(令和4年11月~)

社会構想大学院大学が実施する「地域プロジェクトマネージャー養成課程」において、当市がフィールド自治体に選定されました。

この課程は、地域プロジェクトマネージャーへの就任を希望される方等を対象としており、実際にフィールドとなる地方自治体へ政策提言を行う機会が設けられていることが特徴です。

令和4年11月に市長より当市の政策課題について講義を行いました。その後、当市への視察を経て、令和5年3月に多くの政策提言をいただきました。

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この記事に関するお問い合わせ先
企画振興課 企画調整係

〒399-4192
長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
電話 0265-83-2111(代表) 内線241
ファックス 0265-83-4348


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更新日:2022年12月09日