二本松の菊人形展へ繭クラフト制菊人形を出展しました

「引渡し式」の様子 (にほんまつ城報館にて)
駒ヶ根市の市制施行70周年に合わせて、友好都市である福島県二本松市との一層の親善を深めるため、二本松市の歴史ある「菊人形」と当市が長年に亘り培った「養蚕業」とのコラボレーションを企画しました。
菊人形は、二本松市の菊人形展で実際に使われている人形(頭・胴体)を借用して、駒ヶ根シルクミュージアムのまゆクラフトの指導員の「桑の実の会」と機織りサークルに参加する駒ヶ根市民、同館の職員など総勢17名が、構想から約5カ月の期間をかけて制作しました。

着物部分は、「桑の実の会」を主体に、当市でとれた「繭玉」を使用して作り上げた約2,500本の「菊の花」で着飾り、使用した繭玉は約3,800個で、菊の花びらは繭玉から丁寧に薄くはがしたもので作られています。また、帯は「機織りサークル」にて、繭玉から真綿を作って織り上げたもので作られています。
着物は繭玉の持つ光沢や色合いによって、生花とはまた違った、優しさや素朴さを併せ持った菊人形になっているかと思います。
なお、菊人形を「第68回二本松の菊人形展」(開催期間10月10日(木曜日)~11月20日(水曜日))に展示してもらうため、10月1日(火曜日)に展示会場の「にほんまつ城報館」へ搬送し、同日同館で開催された「引渡し式」にて、二本松市長に菊人形を納めさせていただきました。
菊人形の展示期間
●二本松市での展示
二本松市の厚意により、多くの市民の方や観光等で訪れた方に見ていただきたいとの思いから、菊人形展の開催期間後も引き続き「にほんまつ城報館」などで来年3月頃まで展示されます。
●駒ヶ根市での展示
来年4月に駒ヶ根シルクミュージアムで開催される「まゆクラフト作品展」にて展示する予定です。
菊人形に関する問い合わせ
駒ヶ根シルクミュージアム
0265-82-8381 (休館日:毎週水曜日)
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更新日:2024年11月12日