千畳敷へ行く前の準備や予備知識

目次

千畳敷へ行く前にご確認いただきたいこと

千畳敷の気温

標高が高くなることで気温が下がります。麓から約10℃低下が目安です。

訪れる時期の1~2カ月前の服装をイメージしてください。山小屋へ宿泊し、星空を楽しむ場合は、夏であってもダウンジャケット等をご用意ください。

【各地の標高】

  • 駒ヶ根市676m
  • 菅の台バスセンター850m
  • 千畳敷2,612m
  • 木曽駒ヶ岳2,956m

持ち物

【千畳敷散策・登山者共通】

  • 雨具上下(ウインドブレーカーの代用もできます)
  • 水(飲料用のほか、擦過傷部分の砂汚れを洗い流すことに使用できます) 
  • 行動食(休憩時に口にするもの)、食料
  • 薬類(常備薬、絆創膏、日焼け止めなど)
  • ごみ袋

【登山者向け】

  • 登山地図(地図アプリを利用する場合は、事前に操作方法等を確認ください)
  • 登山計画書(出発前に登山ポストへの投函をお願いします)
  • ヘッドランプ
  • モバイルバッテリー、充電ケーブル
  • エマージェンシーシート(100円ショップで購入可能です)、使い捨てカイロ

(登山ポストの場所)菅の台バスセンター、ロープウェイ千畳敷駅ほか

シーズン中の天候や服装(参考)

6月

【天候】

梅雨入りし、曇天または雨天が多い季節です。朝一番や休憩時には冷えますので、ウインドブレーカーや防寒着を着用してください。また、八丁坂の積雪状況が変わる時期なので、事前にライブカメラで様子を確認して装備を整えてください。

ライブカメラ(中央アルプス観光株式会社ホームページ)

【服装】

  • 帽子
  • サングラス(残雪が眩しいため)
  • ネックウォーマー
  • 手袋(気候により厚手または薄手)
  • 長袖Tシャツ(ポリエステル製などの速乾性のある物)
  • 裏起毛ジャケットまたは中厚手長袖シャツ
  • ウインドブレーカー
  • 防寒着(フリース、セーターなど)
  • 残雪時に登山をする場合、8本爪以上のアイゼンやピッケルが必要

7月

【天候】

グリーンシーズンの到来です。梅雨が続きますが、足元には高山植物が咲き始めます。

登山をする方は、梅雨の晴れ間や、梅雨明け後は絶好の登山日和になりおすすめです。ただし、天候が崩れると途端に寒くなり、夏山でも低体温症による遭難事故が発生します。天気がいいと必要ないかもしれませんが、防寒着を携帯してください。登り始める前に、少し肌寒いくらいがちょうどよい服装です。八丁坂は急な上り坂です。汗冷えを防ぐため、服装や歩行ペースを調整してください。

【服装】

  • 帽子
  • サングラス
  • 長袖Tシャツ(ポリエステル製など速乾性があるもの、または半袖TシャツにアームカバーでもOK)
  • 薄手長袖シャツ
  • ウインドブレーカー
  • 防寒着(手袋、ネックウォーマー、フリースなど)

8月

【天候】

日差しが強いため、熱中症に注意して、こまめな水分補給を行ってください。お盆を過ぎたあたりから、徐々に夕暮れ時の風が涼しく感じられ、季節が秋に移り始めます。

(注意)夏休みや週末には多くの登山者でにぎわいます。バスが混雑して予定通りに出発できない可能性がありますので、余裕を持った登山を計画してください。

【服装】

  • 帽子
  • サングラス
  • 長袖Tシャツ(ポリエステル製など速乾性があるもの、または半袖TシャツにアームカバーでもOK)
  • 薄手長袖シャツ
  • ウインドブレーカー
  • 防寒着(ネックウォーマー、フリースなど)

9月

【天候】

秋雨が始まり、曇天または雨天が増える季節です。中旬あたりからナナカマドの実が赤く色づき始め、10月にかけて紅葉が進んでいきます。

秋分の日あたりが紅葉の見ごろです。下旬には朝晩の冷え込みが強くなります。また、日没が早くなりますので、下山予定時刻にご注意ください。

【服装】

  • 帽子
  • サングラス
  • 長袖Tシャツ(ポリエステル製など速乾性のあるもの)
  • 薄手長袖シャツ
  • ウインドブレーカー
  • 防寒着(手袋、ネックウォーマー、フリースなど)

【紅葉登山におすすめ 濃ヶ池コース】

場所によって紅葉の見ごろが異なるため、紅葉登山におすすめです。(秋分の日頃~10月初旬)しかし歩行距離が長くアップダウンがあるため、登山に慣れた方向けのコースです。山小屋を利用した、1泊2日の行程を推奨します。道中には複数の分岐点がありますので、登山地図を携帯してください。

10月

【天候】

初旬は山頂で紅葉が終盤です。9月末頃からロープウェイ区間の紅葉が鮮やかに見頃を迎えます。朝晩の冷え込みが一層進みますので防寒具をご用意ください。

下旬は降雪が始まり、冬山の準備が始まります。

【服装】

  • 帽子
  • 長袖Tシャツ(ポリエステル製など速乾性のあるもの)
  • 裏起毛ジャケットまたは中厚手長袖シャツ
  • ウインドブレーカー
  • 防寒着(手袋、ネックウォーマー、フリースなど)

 

注意事項

歩き出す前に

ロープウェイを利用することで、一気に標高が上がります。体調がすぐれない場合、高山病になってしまう方もいます。歩き出す前、30分程度の休憩をしながら体調を確認してください。前日に十分な睡眠をとることで、高山病のリスクを低減できます。

このような症状が出たら安静にしてください。改善しない場合には直ちに下山して(標高を下げて)ください。

高山病の症状
主な症状 吐き気、疲労感、脱力感、めまい、ふらつき、むくみ(同行者同士で確認してください)

強風

登山をされる際は必ず事前に天気予報を確認してください。天気図で等圧線が本州上に4本以上かかっている場合は、風速10~15m/s程度の強風になるため登山は避けてください。強風または大雨などの荒天時にはロープウェイが運休になる場合があります。

稜線部は強風にさらされる場合があります。八丁坂や極楽平を登り終えたあたりから、風が強くなる場合があります。体温が低下しないようにウインドブレーカーを着るなど、服装を状況に合わせてください。

一般的に、風速1m/sで体感温度が1度下がるといわれています。夏山でも強風と濡れによる体温低下が原因で、低体温症による遭難が発生します。

主に7月~9月が多い時期です。夏は日差しにより地熱が暖められ積乱雲が発達しやすく、落雷の恐れがあります。天気予報で「大気の状態が不安定」と予報している場合、登山は避けてください。

遠くでゴロゴロと雷鳴が聞こえた場合は、速やかな下山を検討してください。また、スマートフォン等で雨雲レーダーを確認して、早めの雨具着用を検討してください。登山者は早い時間に出発し、昼過ぎには山小屋に入る、稜線から離れる等の登山計画をしてください。

大雨

大雨が続いた場合、登山道が荒れている可能性があります。足元の浮き石、滑りやすい木の根、増水した河川の渡渉には注意してください。

この記事に関するお問い合わせ先
商工観光課 観光係

〒399-4192
長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
電話 0265-96-7724(直通)
ファックス 0265-83-1278
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更新日:2023年04月25日