登山の前にお読みください

登山前の4つのポイント

登山前は以下の4つのポイントを心掛けて準備してください。家を出る前には、気象情報や登山道の情報等を中ア遭対協事務局までお問い合わせください。

1身体の準備

登山は、衣食住に必要な装備品などを持参し、すべての行動を自己責任で行うという意識を持つことが必要です。
普段から健康管理をして自分の体調を把握し、登山はスポーツであるという認識を持ち、長時間の運動負荷に十分耐えられる体力を身につけておきましょう。

2登山を計画する

無理のない登山を計画し、登山計画書は仲間や家族等と共有しておきましょう。

  • パーティー(自分)に合った山とコース選び
  • 余裕のある行動時間の設定
  • 必要な食料と水分の準備
  • 山岳保険に加入しておきましょう。

3持ち物

天候など万が一のリスクに対応するためには、ウェア・装備や体調管理などの登山前の準備をしっかり行うことが重要です。
登る山の標高や季節に合わせた装備を用意しましょう。
出発前には登山道の状況などを確認しておきましょう。

4登山計画書の提出

長野県登山安全条例に基づき、長野県内を登山するときは「登山計画書」の提出が必要です。
作成・提出はオンライン登山届システム「コンパス」を利用すると簡単で便利です。

 

コンパス長野県ページ

登山計画書を提出しましょう

山に着いたら 登山中の6つのポイント

1体調管理

  1. メンバーの様子をお互いに観察し、適切なペース配分を心掛ける。
  2. 疲労を溜めないよう、こまめに休憩する。
  3. のどが渇く前にこまめに水分補給する。
  4. 空腹を感じる前に行動食を補給する。(エネルギーに変わりやすい糖類が良い)
  5. ウェアの着脱によって適切な体温を保つ。

2状況確認と判断

常に現在地を確認し、目的地との位置関係と所要時間を意識するとともに、持参した登山計画書の行程を確認しながら登山しましょう。
天候、メンバーの体調、時刻などを総合的に考慮し、登山を続行するか停滞・撤退するかを判断しましょう。

3難所の越え方

岩場・はしご・鎖場等の難所

周囲に気を配り、落石や物を落とさないようにする。
前後の登山者と十分な距離・間隔をとり、手には何も持たず三点支持により登り下りする。

雪渓

状況に応じてアイゼン・ピッケルを使用する。

落石の危険があるため、上部に注意を払い、素早く通過する。
雪渓の中央部など厚みが薄く、崩壊の危険がある箇所は歩かない。

渡渉(橋のない川や沢を渡ること)

雨などで水位が上がるなど増水している時には無理して渡らず、水が引くのを待つ。

下山時

時間・体力に十分な余裕を残し、小さな歩幅で歩き、駆け下りない。

4休憩に適した場所と休み方

他の登山者の通行の邪魔にならず、転滑落や落石などの危険がない場所で休憩しましょう。
休憩時は水分とカロリーの補給、ウェアリング調整、現在地確認、メンバーの体調確認などを行いましょう。

5登山中のマナー

  1. スペースや資源(水、電気等)の限られた山ではお互いに譲り合う。
  2. 登山道でのすれ違いは、双方が声を掛け合い臨機応変に行う。
  3. 対向者に登山道を譲る場合は、転落する危険を避けるため対面して山側で待機する。
  4. 落石を起こしたり、見つけた場合は、すぐに大きな声で「ラクッ」等と叫び周辺登山者に知らせる。

6自然への配慮

  1. 動植物を傷付けないとともに動植物や石などは持ち帰らない。
  2. 登山道(遊歩道)以外へは立ち入りはしない。
  3. 野生動物には、えさを与えない。
  4. ペットの持ち込みは、原則として行わない。
  5. 入山前には登山靴の泥落としや衣服に付着した種子払いを行うなど、外来種が持ち込まれないよう十分配慮する。
  6. ごみとなるような物を持ち込まず、発生したごみは持ち帰る。
  7. 登山用ストックを使う場合は、先端部に保護キャップをする。
  8. 国(自然保護官等)及び県(自然保護レンジャー等)によるパトロールの指導・助言に従う。

問い合わせ

中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会事務局(商工観光課内)

この記事に関するお問い合わせ先
商工観光課 観光係

〒399-4192
長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
電話 0265-96-7724(直通)
ファックス 0265-83-1278
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更新日:2024年02月22日