十二天の森に生息する生物(植物編)
目次
| ア行 |
アオイスミレ、アギスミレ、アブラチャン、イカリソウ、ウグイスカグラ、ウスギヨウラク、ウバユリ、ウワズミザクラ、エイザンスミレ、エゴノキ、エドヒガン、オオモミジ、オカトラノオ、オクモミジハグマ、オトコエシ、オトコヨウゾメ |
|---|---|
| カ行 |
カシワバハグマ、カスミザクラ、ガマズミ、カラハナソウ、キンミズヒキ、ギンリョウソウ、クマヤナギ、クロモジ、コアジサイ、コナラノオチバ、コハウチワカエデ、コバギボウシ、コバノガマズミ、コミネカエデ |
| サ行 | |
| タ行 | |
| ナ行 | |
| ハ行 | |
| マ行 |
マイズルソウ、マムシグサ、マルバスミレ、ミツバツチグリ、ミヤマエンレイソウ、ミヤマカタバミ、ミヤマナルコユリ、ムラサキサギゴケ、ムラサキシキブ |
| ヤ行 | |
| ラ行 |
植物の一覧

林や道ばたの日陰や半日陰に生える。花茎は高さ10センチくらい。スミレの中で最も早く咲く。
葉の形が徳川の紋所のフタバアオイに似るのでアオイスミレと名付けられた。

林の中の湿り気の多いところや湿地に生える。花は元から出た茎の先に枝分かれしてつけ、白色で小さい。下側の花弁には紫色の条がある。葉は両側が張り出す。
葉の基部が左右に張り出し、顎(あご)のように見えることから名付けられた。

葉が出る前に、黄色の小さな花をたくさんつける。森の入り口などに生えている。
丸い大きな実ができ、昔はこれから灯明用の油を取ったので名付けられた。枝は芳香する。

林の中に生え、高さ25~50センチ。葉は長い柄の先に3枚つく。花は淡紅色~紅紫色で花弁は4枚。薬草として有名な草。駒ヶ根市内では自生地はわずかしかない。
花の形が和船の錨に似ていることから「錨草(いかりそう)」と名付けられた。

ヤマウウグイスカグラとも言う。地方名ナワシログミ。林の中に生える低木。春に長さ1~1センチ5ミリの赤い花をつける。5月下旬になると実は赤く熟し甘い味がする。
名の由来には諸説ある。鶯が隠れるのに適した木、鶯の鳴き始める時期と開花の時期が同じ、鶯が枝から枝へ飛び跳ねる様子を神楽舞に見立てたなど。

山地に生え高さ2メートルくらいになる。花は淡黄色で数個下向きにつき、長さ15~17ミリの筒形。先端に赤味を帯びるものもある。
「ウスギ」は黄緑白色の花から、「瓔珞(ヨウラク)」は仏像の首にかける玉飾りで、釣鐘形の花を「瓔珞」に見立てたことから名付けられて。

山野の林内に生える多年草。年がたって株が大きくなると30センチ~1メートルの花茎を延ばして花が咲き、実ができて寿命が終わる。花は長さ15センチくらいで白緑色。先端は少し開き内面に茶色の斑点がある。
ユリに似た花をつけるが、葉は大きく異なる。花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯のない「姥」にたとえて名づけられた。

普通のサクラと異なって、小さな花が穂になってたくさん咲く。幹はカスミザクラやヒガンザクラなどとよく似ている。実は8月に赤く色づく。若い実は塩漬けにして食べられる。

山地の木陰に稀に生える。葉は鳥の足のように3つに裂け、それがさらに細かく分かれてギザギザしている。花は上品な薄紫色だが白に近い薄い色のものもある。花後葉は大きくのびる。
京都の比叡山で発見されたことから名付けられた。

高さ3~5メートルの落葉高木。木肌の色は灰褐色で縦に細い筋が入っている。
直径2センチ~2センチ5ミリ程の小さな白い花を枝から下げるように咲く姿が美しい。
果皮には、10%ものエゴサポニンが含まれ、果実をかじると「エゴイ、エグ味」を感じることから名付けられた。

葉が出る前には花が咲く。ソメイヨシノやヒガンザクラの片方の親になている種類。幹の樹皮が縦に裂け目ができる特徴がある。
名は江戸に生えていて彼岸の頃に咲く事による。

各地の山地に生える。高さ10メートルくらいになる。葉は直径7~10センチ、7裂し縁には細かくそろった鋸歯(ギザギザ)がある。4~5月に小さな赤い花が咲く。

日の当たる草原、道端、明るい林の中に生える多年草。草丈は30~100センチ。穂になって上部は傾き、白い花を多数つける。似た草にヌマトラノオがあるが、これは花穂は直立する。
名前の由来は丘に生え、横になびく花の穂を虎の尾に見立てたことによる。

林の中に生え、高さ40~60センチ。葉は直径7~12センチで浅く7裂する。花びらは白色で先は反り返る。
山地に生え、葉の形が紅葉に似ていることからオクモミジ、ハグマは動物のヤクの毛のことで、花の姿をその毛でつくる仏具に見立てたことにより名付けられた。

原野や明るい林の中に生える多年草。茎は高さ1メートルくらい。全体に毛が多く生える。花の形はオミナエシに似るが、白い小さな花が集まって咲く。根は消炎などの効果がある漢方薬として用いられる。名前の由来は黄色い花をつけるオミナエシと対比させてつけられたもので、花の色は白く地味だが、茎や葉は大きく、強く丈夫そうに見えることによる。

山野の生え、高さ2メートルくらいになる。5月に白い花が咲き、秋に果実が赤く熟す。果実は長さ8ミリのやや細長い形で、コバノガマズミによく似ているが、長い柄につき垂れ下がる。苦みがあるため、生で食べるのは難しいが、おいしい果実酒となる。

キク科 花期9月上旬~下旬
林の中に生え、高さ40~60センチ。葉は卵形で長さ10~15センチ、あらいギザギザがある。花茎に10個ほどの花がつき、上から順に咲いてくる。花びらの先は曲がる。
葉がカシワの葉に似ていて、花がハグマ(白熊:ヤクの尾の毛)に似ていることから名付けられた。

葉がのび始めてから花が咲く。花の色は薄桃色で白に近いものもある。幹の樹皮は横に皮目が出来る。
群生すると山にカスミがたなびくように見えることから名付けられた。

高さ2~4メートルになる低木。葉は長さ8~15センチの楕円形で縁に荒いギザギザがある。直径5ミリの小さな花が多数開く。
名前の由来には諸説あり、鎌の柄に用いられたことから「ガマ(鎌)」、酸っぱい実をつけるので「ズミ(酸実)」と名付けられたとの説がある。

花の後にできる果実は直径6ミリほどの楕円形で、秋に赤く熟す。出来たての果実は酸味があるが晩秋になると甘みが増すため食べることができる。
色合いが良いため漬物を赤く染める着色料や果実酒としても使われる。

カラハナソウ
山野に生えるつる草で、他の樹木にからみついて伸びる。8月下旬に淡黄色の花が咲き、秋にはマツカサ状の淡黄緑色の果実ができる。ビールに使うホップの仲間で、利尿薬になる。雌株につく松毬(まつかさ)状の雌花を果穂と間違い、唐から渡来した花として、唐花草と名付けられた。

道端や明るい林の中に生える多年草。高さ15~60センチ。夏は長い穂になって黄色の花が咲く。種子は衣服につく。茎葉は胃潰瘍、下痢、口内炎に効く。
花穂(かすい:小さな花が集まって穂のようになったもの)の姿を包み紙に掛ける金色の水引に見立てて、その名が付けられた。

イチヤクソウ科 花期5月下旬~6月
中旬山地の薄暗い林の中に生える。高さ6~12センチ。腐葉土から栄養を取り、自分で糖分を作ることを止めてしまった植物なので、縁がない。別名、ユウレイタケやシビトバナともいう。下向きにつく花と葉がうろこ状に変化した鱗片葉(りんぺんよう)に包まれている姿を銀色の竜に見立てて名付けられた。

クロウメモドキ科 結実期 7月中旬~9月上旬
やや稀に山地に生え、他の木にからみついて長くのびる。夏に緑白色の花を円錐形につける。果実は翌年の夏に赤く熟すので、花と実と同時に見つけられる。森の入り口と西の道沿いに生える。

クスノキ科 花期4月
雌雄異株の低木。葉は細長い楕円形で、多くの場合、先端が尖る。長さ5~10センチ、幅2~5センチほどで、枝から互い違いに生じる。成葉の表面は濃緑色で毛もないため、触れるとツルツルしている。植物体には芳香があり、楊枝として広く利用されている。芳香成分はアロマオイルや養命酒の飴などで活用されている。樹皮にできる黒い斑点を文字に見立ててクロモジと名付けられた。森の外側に多い。

ユキノシタ科 花期6月上旬~下旬
各地の山地に生える低木で、高さは2m以下。小さな花がたくさん集まって半球状になる。他のアジサイのような装飾花がないがアジサイにない甘い香りを放つ。花の色は淡い青紫色だが濃淡の個体差がある。
アジサイよりも小さな花が咲くことから名付けられた。

ブナ科
十二天の森ではクヌギもアベマキもあるが、コナラが多い。大木になると害虫により「ナラ枯れ」がおこる。落葉広葉樹であるコナラの落ち葉はいい有機肥料となる。
落ち葉を踏んで歩くと秋を感じることができる。

カエデ科 紅葉期10月中旬~11月中旬
山野に普通に生え、高さ10メートルくらいになる。花は6月に咲くが、淡黄色で目立たない。葉は直径6~8センチで7~9裂する。秋に鮮やかな赤色に紅葉する。この森には比較的多い。鷹や鷲の羽根で作った団扇(うちわ)に葉の形が似ていることから「ハウチワカエデ」、葉や樹形がより小型であることからこの名がついた。

スイカズラ科 花期5月上旬~下旬
各地の山野に普通に生え、高さ2~3メートル。ガマズミに似ているが、葉は長さ4~8センチでガマズミより小さい。小さな白い花をたくさん集めてつける。果実は赤く色づく。
ガマズミよりも葉が小さいためコバノガマズミと名付けられた。

スイカズラ科 結実期9月上旬~11月中旬
各地の山野に生え、5月に白い花が咲く。秋に果実は赤く熟す。ガマズミに似ているが、葉は小さく細長く、実の付く柄は横に傾く。実は甘酸っぱくて食用になるが、生のままではさほど美味しくないため、果実酒にするのが最適。形はガマズミと同じだが、やや大きい。

カエデ科 紅葉期10月下旬~11月中旬
山野の生えるが、あまり多くはない。高さは7メートルくらいになる。花は6月に咲くが淡緑色で目立たない。葉は直径5~8センチで5裂し、真ん中1本が長い尾状に伸びる。秋に鮮やかな赤色に紅葉する。この森には少ない。

林の中の湿地に生える。雪がまだ残る頃に花が咲き始める。高さ12センチ程の暗紫褐色や薄緑色のものは苞(ホウ)と呼ぶもので、花はその中の黄色のところである。花後葉は大きくのびる。
仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることから名付けらた。

ラン科 花期4月下旬~5月
明るく乾燥した雑木林などに生えている多年草。蘭のなかでは最も早く咲く。花の直径は3~3センチ5ミリ。葉は細長く、長さ20~35センチで触ると固くざらざらしており、縁に鋸歯(ギザギザ)がある。1年中、緑色の葉が根元からでているので、春早い時期でもよく目立つ。
十二天の森では、南側の明るい乾いたところに多い。数が少ないので大事にしたい。

ユリ科 花期4月上旬~下旬
日陰の湿り気の多いところを好み、林の中に生えることが多いが、耕地整理が行われない田の土手に生えるところも、わずかに残っている。高山帯にも生える。花の色は生育場所によって淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいる。
花が赤いのを中国の伝説上の動物(猩々ショウジョウ)になぞらえ根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられた。

スミレ科 花期4月上旬~5月下旬
スミレの仲間の内で一番多く生える種類で、丸い葉と立ち上がる茎が特徴である。林の中にも日の当たるところにも生える。花は下部から出た長い柄の先につく。花の色は青色だが濃淡の変化が多い。
「坪庭」と呼ばれる小さな庭先によく見られるスミレで、かつ茎が立ち上がるように見えるので立ち坪菫と名付けられた。

キキョウ科 花期5月上旬~6月上旬
山地の湿った地に生える背丈5~10センチほどの弱々しい小型の多年草で、比較的少ない植物。多数の白い花をつける。根をのばして殖えるので群生する。
谷に生えるということから名付けられたが、亜高山帯やカムチャッカにも分布する。

ユリ科 花期4月下旬~5月下旬
林の中に生える多年草で、根をのばして殖えるので群生する。茎は高さ10~30センチ。花は枝の先に1~2個つき垂れ下がる。
可憐な花を稚児に連想して名付けられた。

ニシキギ科 結実期9月中旬~11月下旬
山野に生え高さ4メートルくらいになる。5月に紫色を帯びた緑白色の花が咲く。果実は直径9~12ミリの球形で、花と同様に枝先に吊り下がる。熟すと赤くなり、くす玉のように5つに割れて赤い種子を吊り下げる。

ツリフネソウ科 花期8月上旬~9月下旬
湿気の多いところに生える一年草。高さ40~70センチ。花は紅紫色だが、極めてまれに白色もある。ホーセンカの仲間で、熟した果実は触れるとはじけて種子を飛ばす。有毒植物。

リンドウ科 花期8月中旬~9月下旬
林の中に生えるつる草で、暗い森にも生える。他の草木に絡みついて伸びるが、それがないと地をはって伸びる。花はごく薄い紫色で、長さ25~30ミリ。果実は赤くなる。

ラン科 花期7月上旬~下旬
林の中の湿ったところや湿地に生える弱々しい多年草。根で殖えるので群生する。草丈は15~30センチ。花は薄緑色で、直立した花茎に数個つける。
花の様子がトンボに似ていることから名付けられた。

スイカズラ科 結実期6月下旬~7月中旬
山野に生え高さ5メートルくらいになる。4月下旬に黄白色の花が咲き、夏に果実は直径3~5ミリで鮮やかな赤色に熟す。
薬用として庭に常に植えられていることから名付けられた。材を骨折の添え木に使ったのでセッコツボクともいう。

ウルシ科 紅葉期10月中旬~11月上旬
各地に生え、高さ5メートルくらいになる。葉には軸に翼と呼ぶ張り出した葉がつく。小葉は長楕円形で縁に鈍い鋸歯があり、裏面には軟毛が密生する。秋に赤く紅葉する。
果実は直径20センチほどの果序となって垂れ下がる。完熟すると白い粉をふく。これはリンゴ酸カルシウムの結晶で昔は「ぬるで塩」と呼び塩の代用にした。通常の人は触れてもかぶれない。

アジサイ科 花期6月上旬~7月中旬
アジサイの中前で、山野に生え高さは3メートルくらいになる。花は枝先に円錐形につき、周辺に5弁の両性花多数とその周囲に4枚の白色の装飾花をつけるが、果実が熟すにつれて徐々に淡い緑色から淡い紅色に変化する。
木を煮出して紙すき用の糊を作るのでノリウツギと名付けられた。

林の中に生え、高さ2~3メートルになる。葉は長さ3~6センチで表面はつやがある。花は白色で赤い斑点があり、横向きに咲く。花は直径約2センチで平開する。
花が梅の花とよく似ていることから名付けられた。

カエデ科 黄葉期10月下旬~11月中旬
山野に生え、高さ10メートルになる。葉は長さ10~20センチの大きな楕円形で、他のカエデのように裂けない。秋に黄色に色づく。
葉に切れ込みがないことからヒトツバカエデと名付けられた。森の南西に多く見られる。

ウマノスズクサ科 花期5月~6月
林の下に多く見られる多年草で、茎が地を這うように伸びて群生する。
茎の先から長い柄を出し、2枚のハート型の葉が対になって開く。徳川家の三つ葉葵の紋は本種を図案化したもの。葉の大きさは直径4~8センチ。呼び鈴のような形をした直径1センチ5ミリの花は株元に咲いているため、葉を分けてみないと見えない。別名フタバサイシン。十二天の森では北西部に多い。

ユリ科 花期5月上旬~6月上旬
林の中に生える小型の多年草。根で殖えるので群生する。茎は高さ6~12センチ。花は直径5ミリくらいで、花びらは4枚。亜高山性の植物で、低地に生えるところは少ない。
葉の形が、鶴が羽を広げて舞を踊っているように見えることから名付けられた。

林の中に生える草で、高さ30~100センチ。
雌推異株で地下に丸い球茎がある。花の外側は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ぶもので、花はその中にある。果実はトウモロコシのように軸に群がってでき、秋になると赤く熟す。
葉の柄からなる偽茎に蝮の背中を連想させる斑模様があることから名付けられた。

林の中に生え、地下に球根がある。5月に花が咲き、雄株は夏に枯れるが、雌株は秋になると、果実はトウモロコシのように軸に群がってでき、鮮やかな赤色に熟す。この実は猛毒で、誤植すると死に至ることもある。
森の池周辺や南西に多く生えている。

道端などの日当りの良い場所から半日陰の土手や落葉樹林下に生えている。茎はなく花茎は株元からのびる。花は白色で、下側の花弁には紫色の条が数本ある。花の後に葉は大きくなる。葉の形が丸いことから名付けられた

バラ科 花期4月中旬~6月中旬
春に黄色の梅形の花が咲くものが数種類あり見分けにくいが、これは茎につく葉が3枚であることで見分けられる。高さは10センチくらい。林の中も日当りの良い草地にも生える。
土栗(ツチグリ)に似て根が肥大することから名付けられた。

ユリ科 花期4月中旬~5月中旬
別名シロバナエンレイソウ。中国漢方薬の延齢草。湿り気の多い林の中に生える。高さ20~40センチ。葉は長さ10~17センチ。花びらは6枚あり、外側の3枚はガクで緑色、内側の3枚が花弁で白色。
花が咲くまでに10年ほどかかり、15年以上の寿命があるのが延齢草の名前に由来している。

カタバミ科 花期3月~4月
林や薄暗いところに生えている多年草。葉は長い柄の先に3枚の小さい葉がひと組になてついている。葉の形はハート形で、茎や葉の裏側に細かい毛が生えている。花の色は白く、直径3~4センチ。日が当たらなければ開花しないため咲いている花に出会う機会は稀である。
十二天の森でも一面の群落となっているが、開花個体が全く見られない。栄養繁殖によて増殖し、地面を覆っている。

ユリ科 花期5月下旬~6月中旬
山地の林の中に生える。茎は長さ30~50センチで斜めにのびる。葉のわきに2~3の白い花が垂れ下がって咲く。アマドコロに似ているが花の先に緑色の部分がない。
たくさんの花が並んで下垂して咲く様子を鳴子に例えて名付けられた。

ゴマノハグサ科 花期4月中旬~6月下旬
日の当たる田の土手にも、日陰の林の中にも生える小さな草。花は紅紫色で花弁の中央は盛り上がって白色となる。根を伸ばして殖えるので群生する。
花が紫色で形がサギ(鷺)が飛んでいるようすに見立てて苔のように広がっていることから名付けられた。

クマツヅラ科 結実期10月上旬~11月下旬
山野に生える低木で、高さ2メートルくらいになる。6~7月に紫色の花が咲く。直径3~4ミリの球形できれいな紫色になる。木々の実の中で紫色は珍しく、身近な野鳥も好んで食べる。この高貴な紫色の実を歌人の紫式部に例え名付けられた。
この地方で紫色の実がなる樹木はこれ1種である。

スイカズラ科 花期5月上旬~6月上旬
山地に生え高さ2~4メートル。葉は長さ5~15センチの楕円形。花はアジサイのように周囲に白い装飾花をつける。森の入り口と池の西に生える。
藪に生え、花序が丸いことから名付けられた。

ガマズミ科 結実期7月下旬~9月下旬
山地に生え高さ2~4メートル。5月上旬~6月上旬にアジサイに似た花が咲き、夏になると長さ6ミリくらいの楕円形の果実は赤く熟し、のち黒くなる。森の入り口と南側に生えている。
藪の様な場所に生え、花序が丸いため名付けられた。

ユリ科 花期7月下旬~8月下旬
普通は林の中に生えるが、日の当たる所にも生え、庭にも植えられる。花茎は長さ30~40センチで、淡紅紫色の花をたくさんつける。果実は秋に黒くなる。
藪に生え、葉の形が蘭に似ていることから名付けられた。

ユキノシタ科 花期6月中旬~7月中旬
湿り気の多い林の中に生える低木で、高さは1メートル50センチくらいになる。周辺の花びらは装飾花で、本当の花は中央にたくさん集まってつく。
装飾花はガクアジサイより小さく、葉もやや小さめの長楕円形で室は薄い。この地方では花は白色だけで青色のものはない。

ウルシ科 紅葉期10月上旬~11月下旬
山野に多く生える低木、高さ3メートルくらいになる。葉はヌルデに似ているが、それよりやや小さく葉の軸に翼がないことで区別できる。
カエデやツタより早く紅葉し、黄色から真っ赤に色づいて美しい。人によっては近寄っただけでかぶれることがある。

ツツジ科 花期4月下旬~5月下旬
各地の山野に生える低木で、普通にみられる代表的なツツジ。ツツジの仲間では最も背が高く、4メートルほどの高さになる。
葉は楕円形で褐色のあらい毛が生える。花は朱赤色~赤色で濃いもの、薄いものがある。

ユリ科 花期7月上旬~8月下旬
林の中に生え、茎の長さは40~60センチ。花は茎の先に枝分かれして咲き、花びらは反り返る。花色には株より濃淡がある。似た花でヤマジノホトトギスは葉の付け根に花がつく点で区別できる。
花びらと雄蕊に紫色の斑点が入る。その斑点がホトトギスの胸の模様に似ていることから名付けられた。

キク科 花期8月中旬~10月下旬
日の当たる山野に普通に生える多年草。高さ30~50センチ。花は白色の菊形で、リュウノウギクに似ているが、葉は羽状に裂けているので区別できる。
柚子の香りがする菊という意味で名付けられたが、柚子の香りはしない。

キク科 花期7月中旬~8月下旬
山地の草原や林の緑に生える。高さ1メートル内外。葉は3~5枚が放射線状に枝につき、長さ10~15センチ。花は白色または淡紅紫色。亜高山性の植物で低地に生えることは少ない。
ひよどり(鵯)の鳴く夏ごろ咲くヒヨドリバナそっくりで、葉が4枚づつ付くので名付けられた。
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更新日:2026年01月26日