子どもの予防接種

赤ちゃんは、お母さんから病気に対する抵抗力(免疫)をもらっていますが、その免疫は時間とともに自然と失われていきます。
そのため、成長しながら赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。
その助けとなるのが、予防接種です。予防接種には、法律に基づく定期接種と、法律に基づかない任意接種があります。
- 定期接種( 国が積極的に接種を勧めているもので、定められた年齢の期間内であれば無料で受けられます)。
- 任意接種(希望者が受ける予防接種で、費用は自己負担となります)。
コロナ禍でも遅らせずに予防接種を受けましょう
赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になるリスクが高まります。
新型コロナウイルス感染症が気になるからといって、予防接種を遅らせたりせずに、予定通り受けましょう。
定期接種の流れ
予診票を手元に置いて、個別に医療機関を予約し、接種してください(ただし、市と契約を締結した医療機関に限ります)。
接種には保護者の同意等が必要になるため、必ず保護者同伴で受けるようにしましょう。
- 接種月齢が近づくと、市から通知が届きます。
- 医療機関へ電話して、予約してください。
- 予約日時に、医療機関で接種してください(母子手帳、予診票、保険証をお持ちください)。
定期接種の種類と対象者
予防接種名 | 接種年齢、接種回数、接種間隔 (カッコ内は、目安となる標準接種スケジュール) |
備考 | |||||||
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ロタウイルス ロタテック (3回接種) |
前回接種から 27日以上あける (生後6週0日から32週0日までに3回接種) |
ロタウイルスワクチンは2種類あり、同様の効果があります。 同じワクチンで、決められた回数を接種しましょう。 初回接種は生後14週6日まで に接種してください。 |
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ロタウイルス ロタリックス (2回接種) |
前回接種から 27日以上あける (生後6週0日から24週0日までに2回接種) |
ロタウイルスワクチンは2種類あり、同様の効果があります。 同じワクチンで、決められた回数を接種しましょう。 初回接種は生後14週6日まで に接種してください。 |
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ヒブ | 生後2カ月~5歳未満の間に、1~4回 (接種開始は、生後2カ月~7カ月未満) |
接種開始時期により接種回数が異なります。 | |||||||
初回はそれぞれ27日以上の間隔 (間隔は、27日~56日) |
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追加は初回終了後、7カ月以上の間隔 (間隔は、7カ月~13カ月未満) |
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小児用肺炎球菌 | 生後2カ月~5歳未満の間に、1~4回 (接種開始は、生後2カ月~7カ月未満) |
接種開始時期により接種回数が異なります。 | |||||||
初回はそれぞれ27日以上の間隔 (接種年齢は、1歳未満) |
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追加は初回終了後、60日以上の間隔 (接種年齢は、1歳〜1歳3カ月) |
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B型肝炎 | 生後2カ月~1歳未満の間に、3回 (接種開始は、生後2カ月) |
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2回目は27日以上の間隔 (接種年齢は、生後3カ月) |
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3回目は1回目終了後、139日以上の間隔 (接種年齢は、生後7カ月~8カ月) |
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四種混合 〈ジフテリア 百日せき 破傷風 不活化ポリオ〉 |
1期 | 生後3カ月~7歳6カ月未満の間に、4回 (1期初回は、生後3カ月~1歳未満) |
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初回はそれぞれ20日以上の間隔 (間隔は、20日~56日) |
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追加は初回終了後、6カ月以上の間隔 (間隔は、12カ月~18カ月未満) |
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2期 | 11歳~13歳未満の間に、1回 (接種年齢は、11歳~12歳未満) |
〈ジフテリア・破傷風〉 | |||||||
BCG | 生後5カ月~1歳未満の間に、1回 (接種年齢は、生後カカ月~8カ月未満) |
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水痘 | 1歳~3歳未満の間に、2回 (接種開始は、1歳~1歳3カ月未満) |
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2回目は3カ月以上の間隔 (間隔は、6カ月~12カ月未満) |
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麻しん風しん 混合 |
1期 |
1歳~2歳未満の間に、1回 |
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2期 |
5歳以上7歳未満で、小学校就学前の1年間の間に、1回 |
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日本脳炎 | 1期 | 生後6カ月~7歳6カ月未満の間に、3回 (1期初回は、3歳~4歳未満) |
積極的な接種勧奨を行わなかった年代を対象とした、特例措置があります。 | ||||||
初回は6日以上の間隔 (間隔は、6日~28日) |
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追加は初回終了後、6カ月以上の間隔 (間隔は、おおむね1年) |
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2期 | 9歳~13歳未満の間に、1回 (接種年齢は、9歳~10歳未満) |
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子宮頸がん | 小学6年生から高校1年生の間に、3回 (接種年齢は、中学1年生~高校1年生。キャッチアップ対象年齢は平成9年度~平成17年度生まれ) |
令和4年度から、積極的な接種勧奨を行わなかった年齢を対象とした、キャッチアップ接種があります。 詳細は「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)キャッチアップ接種」のページをご覧ください |
もし副反応が起こったら
予防接種を受けた後、接種局部のひどいはれ、高熱、ひきつけなどの症状が出た場合には、医師の診察を受けてください。お子さんの症状が予防接種後副反応報告基準に該当する場合は、予防接種法に基づく健康被害救済の給付対象となりますので、お問い合わせください。
長野県外で定期接種を受けるときは
里帰り出産等の理由により、県外での定期接種を希望する場合は、その費用を一度負担していただき、後日申請を受けて、費用をお返しする制度があります。窓口または郵送でも受け付けます。
(注意1)接種日から6カ月以内に申請してください。
(注意2)実際に掛かった費用と、駒ヶ根市で定めた額のどちらか少ない額をお返しします。
(注意3)請求書の請求者名と口座名義人が異なる場合は、委任欄に記入をお願いします。
必要書類
- 県外予防接種補助金交付申請書兼実績報告書
- 県外予防接種補助金請求書
- 医療機関が発行した領収書と明細書の控え
- 接種済みの予診票
- 母子健康手帳(「予防接種の記録」のページ)
県外予防接種補助金申請書 (PDFファイル: 106.5KB)
県外予防接種補助金申請書(記入見本) (PDFファイル: 118.8KB)
県外予防接種補助金請求書 (PDFファイル: 58.7KB)
県外予防接種補助金請求書(記入見本) (PDFファイル: 89.4KB)
市内に転入してきた場合
転入時に予防接種の記録を子ども課に提出していただきます。市民課で転入手続き後、子ども課窓口までお越しください。
履歴を確認後、予防接種予診票をお渡しします。
病気で予防接種が受けられなかった場合
病気により期間内に受けられなかった場合、申請すれば無料で予防接種を受けることができます。該当する病気が決まっていますので、詳しくはお問い合わせください。
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更新日:2022年07月11日