ポコタのきのみ

ポコタのきのみ

(作・絵)しもかわらゆみ、(出版)世界文化 

食べることが大好きなタヌキのポコタは、たくさん食べてもすぐにおなかがすいてしまいます。ある日、おいしそうにヤマブドウを頬張っていると、リスがクルミを、ネズミがドングリを一つずつ土に埋めているのを見掛けました。不思議に思ったポコタは2匹に理由を尋ねます。すると、食べ物が少なくなる厳しい冬に備えて木の実を蓄えていると教えてくれました。ポコタは2匹のまねをして木の実を土に埋めますが、埋めた場所を覚えていることができません。
でも、おなかいっぱい食べることで冬に備えているのだと2匹に教えてもらい、それぞれの個性を認め合う場面に心が温まります。
森に住む動物たちが美しい細密画で表情豊かに描かれていて、春が待ち遠しく感じられる季節におすすめの一冊です。
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