おによりつよい およめさん

おによりつよい およめさん

(著)井上よう子、(絵)吉田尚令、 (出版)岩崎書店

悪さばかりして村の人を怖がらせている鬼は「ひとりでいるのは退屈だ」と嫁をもらうことを思い立ちます。

次の朝、鬼は「村一番のおなごをよこせ」と村人を脅します。困った村人たちの前に、“とら”という強そうな名前の大柄な娘が「自分がいく」と名乗り出ました。鬼は早速、自分の家に連れて帰って、飯炊きや掃除をさせようとしますが、とらは家事が大の苦手。「自分でやってくれ」と言われ、怒った鬼がつかみかかると、とらは鬼をひょいとつかみ、投げ飛ばしました。うでっぷしの強さは村一番のとら。仕方なく鬼は飯炊きをしますが、とらはワシワシと食べてごろりと寝ているだけ。当てが外れた鬼は、とらを早々に村へ返すことにします。ところが、とらをつれて山道を降りていく道中で・・・。

鬼は乱暴で怖いだけのもの。いえいえ、このお話の鬼はそうでもないようです。後半の優しい表情の鬼を見ると、ついこちらも笑顔になりますよ。

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