いもさいばん

いもさいばん

(文)きむら ゆういち、(絵)たじま ゆきひこ、(出版)講談社

おじいさんが丹精込めて作ったさつまいもがたくさんできて、子どもも孫も大喜び。ところが、そのさつまいもが、夜の間に盗まれてしまいました。そこで、おじいさんはわなを仕掛け、落とし穴を掘ったけれど、わなにかかったのは孫たちで、穴に落ちたのはおばあさん。怒ったおじいさんは、穴の中で待ちぶせをすることにしました。

真夜中、変な音で目を覚ますと、イノシシがおいもを抱えて走っています。「こらまて いもどろぼうめ」と叫ぶと「どろぼうなんてとんでもない。みつけたおいもを運んでるだけ」と言われてしまいました。「わしの畑のわしのいもじゃ」と怒るおじいさんに「わしの畑なんてだれが決めたのそんなの人間が勝手に決めただけ」と言う動物たち。動物たちは元々ここに住んでいて、そこにいもを植えたのは人間で…。

さて、動物と人間たち、どろぼうは いったいどっちだろう。

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