おじさんのかさ

(作・絵)佐野洋子 、(出版)講談社
もしあなたが、雨の日に出かけるなら…かさを使いますよね。
この本に登場するおじさんは、黒くて細くてピカピカ光った、とても立派なかさを持っています。でも、決して使おうとはしません。少しの雨ならぬれて歩き、たくさん雨が降ったら雨がやむまで雨宿り。雨がやまない時は他の人のかさに入れてもらいます。それもこれも、大事な大事なかさをぬらさないためです。
ある日、おじさんが公園にいると雨が降ってきました。男の子がやってきて「いっしょに(かさに)いれてってよ」と言いますが、おじさんは聞こえないふりをしてしまいます。そこへ男の子の友達が通りかかり、一緒にかさに入った2人は「あめがふったらポンポロロン あめがふったらピッチャンチャン」と楽しそうに歌いながら、雨の中を帰っていきました。その様子を見ていたおじさんは「ほんとかなあ」と、ついにかさを開いて雨の中を歩きだします。
雨の音を楽しみながら、この季節にぜひ読んでほしい1冊です。
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更新日:2023年05月17日