ことろのばんば
(文)長谷川 摂子、(絵)川上 悦子、(出版)福音館書店
昔、2人のきょうだいがおじいさんと一緒に暮らしていました。おじいさんはいつも2人に「ひがくれるまでやまにおるでないぞ。ことろのばんばにさらわれてしまうでな」と言い聞かせていました。
ある日、2人は山へ栗拾いに行きました。兄さんはおじいさんの言いつけを破って、日が暮れそうになってもどんどん山奥へ入っていき、姿が見えなくなってしまいました。妹が兄さんを探していると、つぼを抱えた白髪のばあさまに気が付きました。ばあさまが「コートロ、コトロ」と言うと、兄さんがみるみる小さくなり、ばあさまの持っているつぼの中に吸い込まれてしまいました。家に戻った妹はおじいさんから酒をもらい、山の神様の助けを借りながら山奥の岩屋に着きました。するとそこには…。
果たして妹は兄さんを無事に助け出すことができるでしょうか。妹と一緒にドキドキしながら読み進められるお話です。
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更新日:2023年10月16日