かげパ

かげパ

(作)富安 陽子、(絵)しまだ ともみ、(出版)ひさかたチャイルド

窓から吹きこむ夜の風に、ひやりと目が覚めた。パチリと電気をつけてみたら、僕の「かげ」がこっそり「かげパ」に行くところだった。「かげパ」っていうのは、青い月の夜に世界中のかげたちが集まるパーティーのことらしい。ぼくも、ぼくのかげに頼んで連れていってもらうことにした。かげの手がぼくを引っ張ると、体がふわりと軽くなり、窓から夜空に飛び出した。

青い月を抜けた先は、かげの国。人間のかげ、動物のかげ、かげ、かげ、かげのかげだらけ。かげたちと一緒に踊ったり歌ったり、疲れたらアイスクリームを食べたり、いっぱい遊んだその後で、また青い月を通り抜けてまちに戻ると、ぼくもかげたちも自分の場所へと帰るのでした。

かげの国で食べるアイスクリームはどんな味がすると思いますか。「かげパ」に行ってみたくなる絵本です。

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