地域おこし協力隊を募集します(山岳観光)
中央アルプス国定公園や山麓の貴重な自然環境を舞台とした、魅力ある観光スタイルを作り出す地域おこし協力隊を募集します。
駒ヶ根市ってどんな街
駒ヶ根市は、長野県の南部、伊那谷のほぼ中央に位置し、西に中央アルプス、東に南アルプスの雄姿を望むことができる「アルプスがふたつ映えるまち」をキャッチコピーにした街です。
世界に誇れる中央アルプス国定公園、駒ヶ岳ロープウェイや、駒ヶ根高原、早太温泉郷、国の重要文化財である名刹光前寺などの観光資源があります。また、B級グルメで有名な「駒ヶ根ソースかつ丼」、アルプスの伏流水で作られる美酒の数々などもあり、全国各地から観光客やファンが訪れる風光明媚な観光都市です。
駒ヶ根市街地と中央アルプス

夏の千畳敷カール

駒ヶ岳ロープウェイ
業務の概要
1.中央アルプス国定公園の雄大な山岳環境を活かした山岳観光の推進
中央アルプスは、特徴的で貴重な地形・地質、豊富な動植物環境、山と里人との歴史・文化などが評価され、令和2年3月に国定公園に指定されました。駒ヶ岳ロープウェイで気軽に高山を楽しめるため、夏~秋を中心に年間約20万人の観光客や登山客が訪れますが、利用客は年々減少の傾向にあります。さらに令和2年度以降は新型コロナウイルスの影響で来訪者はさらに減少しています。
このような状況において、中央アルプス国定公園の雄大さや魅力をより多くの皆さんに楽しんでいただくため、ロープウェイから木曽駒ヶ岳といった主要なルートだけでなく、中ア山域全体を活用した山岳ツーリズムを積極的に推進する必要があります。また、安全登山の面においては、ロープウェイで高山地帯に気軽に行けるといった反面、遭難事故等が後を絶たない現状であり、登山者の遭難防止対策をこれまで以上に図っていく必要があります。国定公園の指定を受け、中央アルプス特有の貴重な自然環境を後世に繋げていくため、保全と活用のバランスを保つことも重要な課題となっています。
今回の募集にあたっては、中央アルプス国定公園の魅力発信、魅力ある山岳ツーリズムの開発、山岳遭難防止対策の啓発や環境保全に係る山岳レンジャーとしての現地パトロールなど、山岳観光に特化した業務を行っていただく予定です。
- 中央アルプス国定公園の魅力発信(SNSなど)、魅力ある山岳ツーリズムの開発
- 山岳遭難防止対策の企画・活動、山岳自然環境保全のための取り組み
- 安心・安全な登山のための登山道パトロール、整備
檜尾岳から望む南アルプス
冬山救助訓練

中央アルプス山岳救助隊
登山道補修作業
2.駒ヶ根高原と周辺地域を活用したアウトドアツーリズムの推進
駒ヶ根高原は中央アルプスの麓に位置し、中央自動車道駒ヶ根ICからのアクセスも良好であることなどから、駒ヶ岳ロープウェイ利用者など山岳観光の主要な玄関口として、夏~秋を中心に年間120万人ほどの観光客が訪れています。
しかし、駒ヶ根高原や市街地を含めた周辺地域における周遊性において、二次交通システムの不足などによる各観光資源の結び付きが弱いこと、また中央アルプスから下山した方々がさらに楽しむコンテンツが不足していることなどから、滞在時間が短く、観光消費額も低調といった課題が浮き彫りになっています。
このような状況を解決するため、当市では駒ヶ根高原一帯の観光資源を有効活用するとともに、新型コロナウイルスに対応した新たな観光スタイルを目指した「駒ヶ根高原再整備計画」(グランドデザイン)を令和2年度に策定しました。このグランドデザインでは、当市と包括連携協定を締結している株式会社モンベルのアウトドアスポーツを中心としたノウハウを取り入れ、高原一帯をアウトドアフィールドとして捉えたさまざまなコンテンツを検討してきました。
今後はこのグランドデザインを具現化させるため、基本実施計画の作成や、提案されたアウトドアコンテンツなどのトライアルサウンディング調査(実証実験)を行い、アウトドアツーリズムの積極的な推進を図っていきたいと考えています。今回の募集にあたっては、上記アウトドアコンテンツを中心としたサウンディング調査など、市が実施する業務のサポーターとしての役割も一部担っていただく予定です。
- 駒ヶ根高原グランドデザインの具現化に向けた取り組みへの協力
- サイクルツーリズム、ワーケーションなど観光資源を活用した取り組み

名刹光前寺の紅葉
早太郎温泉郷の秋
募集概要
募集人数 | 1人(アウトドアツーリズム、山岳観光推進担当) |
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応募締切 | 令和5年3月24日(金曜日)必着 |
応募要件・雇用条件 | 添付の募集要領をご覧ください |
地域おこし協力隊募集要領 (PDFファイル: 639.6KB)
応募用紙
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2023年02月28日