誰もが自分らしく生きられる地域づくりへ(8月23日)
多様性のある社会の重要性を説く神谷さん
市は、今年の4月に開始した「駒ヶ根市パートナーシップ宣誓制度」に関する講演会を赤穂公民館で開き、約70人が聴講しました。同制度は、性的マイノリティーや事実婚のカップルを夫婦同様のパートナーとして市が認めるもので、今回、初の市民向けセミナーを開催。この日は、LGBT法連合会事務局長の神谷悠一さんが「多様性のある社会の実現に向けて」をテーマに講演しました。
神谷さんはレズビアンやゲイなど性の構成要素を挙げ、多様な性の在り方を紹介。性的少数者が、自らの性の在り方をカミングアウトすることの難しさや、自覚した性的指向や性自認に嘘をつかざるを得ない日常があることを指摘しました。また、会の最後に神谷さんは「多様性のある地域をつくるための第一歩がパートナーシップ宣誓制度。一緒に社会を前進させていきましょう」と呼び掛けました。
伊藤市長は「お互いを尊重し合える広場のようなまちを目指している。この講演会が多様性を考えるきっかけとなれば」と話しました。
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更新日:2022年09月18日