片桐 健さん

今ここにある大切なものを伝えていきたい

片桐5
移住者プロフィール
移住時期 2016年12月
移住区分 Uターン
出身 駒ヶ根市
家族構成 夫婦、子供2人
職業 飲食店経営(きりの実

 

=駒ヶ根市にUターンした経緯=

実は子供の頃に三国志などの影響で中国に興味を持ち、ずっと中国に行きたいと思っていました。語学留学で海を渡り、就職後も中国で働いていました。向こうでは考え方や文化の違いが大きく、カルチャーショックが結構ありましたね。例えば、中国は日本よりも横の繋がりが深く、逆に上下関係はとても厳しい。でもそこにはきっと皇帝が権力を握っていた時代背景などがあって、文化や習慣には「意味がある」ということを感じました。

私自身、元々「食」に対する関心が高かったのですが、現地の飲食店では違和感のある和食が出てきたりしていたので、「日本の食文化をきちんと伝えなければ」と思いました。そして中国で日本料理屋をやろうと決意し、東京で約10年間修行をしました。しかし、いざ中国へ戻ろうとしたとき、当時の中国は高度経済成長期で環境が悪く、地代も高騰、子供もいたので日本語学校があるのかなど、色々な不安が募りました。そのようなタイミングで、地元駒ヶ根で飲食店をやっていた父親にお店をやってみないかと打診され、「新しい文化を伝える」のではなく、『今、この地域にあるものを伝え継承する』大切さを感じ、駒ヶ根へUターンすることを決めました。妻は都会育ちなので、こちらに来ることに多少の抵抗もあったかと思いますが、最終的には私の想いについてきてくれました。

 

=駒ヶ根の印象=

地元を離れてみると、自然環境の良さ、ロケーションの素晴らしさが改めてわかりました。土を踏みしめる感触、鳥の鳴き声、森のざわつき、他では見れない景色が外一面に広がっています。この環境は地域の大切な宝物です。でも一方で、街の中はなんだか寂しくなりましたね。自分が小さい頃は、街中のデパートでお客さんがたくさん買い物をしていたイメージがあるので少し残念に感じています。

片桐

 

=駒ヶ根での日常=

家族の中で子供が一番早くこの生活に馴染みましたね。子供の順応性の高さを実感しました。またこの地域は野菜や果樹が本当に美味しいです。父親がたくさん作って持ってきてくれるんですよ。旬のものを自分で収穫してその場で食べるというのは本当に幸せなことです。妻も菜園が趣味なので、自分で畑をやって楽しんでいます。ただ、地区の中をみると高齢化が進んで子供の数も少なくなり、昔に比べると外で遊んでいる姿を見る機会が減ったような気がします。私は仕事柄、なかなか地域の活動ができていない現状ですが、何かしらの形で地域との繋がりを大事にしていきたいと思っています。

 

=目標=

地域を活性化するためには、飲食店の力は大きいと思います。街の中にもっと飲食店ができたら良いなと思っています。実は自分が目標にしていることを実現している企業が町田にあり、昔は印象が悪かった街が大きく生まれ変わってきています。あるものを活かしていきたいということで、地元のミュージシャンとコラボしたり、地元の食材、地域密着型の地域文化を作りあげています。駒ヶ根もそんな街になるように、自分にできることを考えチャレンジしていきたいです。

 

=移住を検討している皆様へ=

この地域には、自然環境や食べ物、人の温かみが豊富にあります。都会に疲れている人にはとても良い環境です。冬は寒いですが、薪ストーブを囲いながらコーヒーを飲んだり、ピザを焼いたりする空間は都会では味わえません。私もたくさんの友達を呼んで、この場所に住んでもらえる人が増えたら良いなと思っています。

片桐3
この記事に関するお問い合わせ先
商工振興課 移住・交流促進室

〒399-4192
長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
電話 0265-83-2111(代表) 内線436
ファックス 0265-83-1278
お問い合わせフォームはこちら