駒ヶ根市

光前寺の弁天堂

弁天堂
弁天堂
●指 定…国・重要文化財(昭和41・6・11)
●所在地…赤穂北割二   ●所有者…光前寺

平面図
平面図

 光前寺の弁天堂は光前寺に現存する建造物中最古のもので、天保12年(1841)の『寺徳分限帳』から、寛文元年(1661)の建築とされる。この建造物は桁行(けたゆき)一間、梁間(はりま)一間の小堂宇で、縁をめぐらし、柱は円柱、正面に格子戸、側回りは落板壁と板戸。柱上に組まれた斗栱(ときょう)・木鼻(きばな)は簡素ではあるが、室町時代の手法をのこしている。昭和38年(1963)に屋根は杮葺(こけらぶき)から銅板葺に吹替られ、弁天堂は国の指定を受けた後、解体修理が行われ整備された。
 宝暦9年(1759)の絵図から、現在の十王堂の所にあったものが現在地に移転されたことが分かる。




厨子
厨子
弁天堂厨子及び弁財天像
 弁天堂内の厨子(ずし)の屋根上の露盤は箱形で、この露盤に描かれている巴文(ともえもん)の彫刻は、胡粉絵具で彩色されている。屋根は板屋根で中心より反りが付けられている。これを真反(しんぞり)という。この真反の型式は平安時代より室町時代に行われた型式である。
 弁天堂の厨子はよくこの手法を伝えている。また、桁端の木鼻や斗栱の木割方法など鎌倉時代の手法をうかがうことができ、格狭間(こうざま)・勾欄などにも室町時代の型式が見られる。また厨子内に安置されている弁財天像と十五童子は、台座の下の墨書によると「明応九年(1500)七条大倉法眼作之」とあるので室町時代末の作と判断される。修復は、江戸時代とみられる。「信陽飯田城下 大仏師 井出右兵衛尉橘祐正 再興之 維時明和八(1771)辛卯十一月吉祥旦」「文化六(1809)巳天正月巳日 岡庭正再興之」と2回の補修銘が記されている。


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