駒ヶ根市

動物

アカネズミアナグマイノシシオコジョ
カモシカキツネコウベモグラタヌキ
テンニホンザルニホンジカノウサギ
ハクビシンムササビモモンガリス


アカネズミ



タイトルなし

一般に家ネズミと呼ばれているドブネズミやクマネズミ、ハツカネズミは、家の中にあるいろいろな食物を捜し出し、一年中食べることができます。これに対し、野ネズミが食べるものは限られています。アカネズミやヒメネズミは、森林内を駆けめぐり餌となる昆虫の植物の種子を探し回っています。また、それらのエサはいつも安定的に供給されるわけではなく、季節により変わります。アカネズミの場合、晩春から初秋にかけての大部分は昆虫ですが、秋から春にかけては植物の種子や根茎部などを食べています。そして、いったん満腹になると、今度はそれらの食べ物を貯蔵します。この貯蔵場所は、アカネズミの場合は地上部で行い、ヒメネズミは樹上部でも行うことができます。ドングリを拾ったアカネズミやヒメネズミは、その中身の詰まり具合を吟味し、比重の重いものから落ち葉の下や巣穴の中といった場所に貯蔵します。
段丘崖の森林帯を歩いていると、時折、野ネズミが食べたクルミを拾うことがあります。そのクルミには決まって二つの穴があけられています。

このページのトップへ戻る

アナグマ



タイトルなし

アナグマのことを駒ヶ根では、ムジナとかマミ、ハチと呼んでいます。近縁種であるタヌキとアナグマは似ているので、両者を混同していることがよくあります。しかし、目の回りの黒い模様を注意してみると、タヌキの方が横に広がっているのに対し、アナグマは縦に頭部まで広がっています。鋭い爪を持つアナグマの前足は、名前の由来通り、穴を掘るのに適しています。アナグマの巣穴は、直径20〜30cmの入口で、毎年のように巣穴が改良され拡大されていきます。こうした穴は、新大田切発電所近くの落葉広葉樹林でも確認されています。巣の中には、スギなどの皮やコケなどを敷き詰め、普通4〜5匹で住んでいます。また、アナグマの巣穴には、タヌキやキツネも入り込んで同居していることもあります。伊那市高遠の藤沢ではアナグマ7頭にタヌキ4頭がひとつの穴に入っていたこともありました。
アナグマは本来、肉食の動物ですが、植物質も相当食べています。動物質のものでは幼虫や甲虫を主として、ミミズ、ヘビ、モグラ、ネズミに至るまで、およそ地上でとらえることができるものは何でも食べます。また、水にもよく入り、サワガニや川魚などを捕えて食べます。こうしたアナグマの姿を観察していたのでしょうか。阿智村の清内路ではアナグマのことをサワグマと呼んでいます。

このページのトップへ戻る


イノシシ



タイトルなし

イノシシは、もっぱら地表から地中に及ぶ多様な動植物を食べています。植物ではクズ、カヤ、ヤマイモなどの根茎や、豆類、ドングリの実を食べています。また、動物では、さまざまな昆虫やミミズ、タニシ、カエル、トカゲ、ヘビといったものも食べます。中央アルプスの山麓部や竜東地区の山道を歩いていると、落ち葉が積もっている場所で、何かを探したような跡を見ることがあります。また、タケノコノシーズンになると、竹林が掘り起こされたような状態になっていることもあります。これもイノシシ独特の突起した鼻を使い、掘り起こしたのです。その嗅覚は鋭く、まだ顔を出していないタケノコをも探し出すことができます。これが「イノシシの馬耕」と呼ばれるものです。この呼び方は、かつて馬を使って鍬を引かせながら田んぼを耕したように、土を掘り起こすことからつけられました。

このページのトップへ戻る


オコジョ



タイトルなし

中央アルプスの稜線を歩いていると、登山道の石や岩の上にちょこんとおかれたオコジョのフンを見かけることがあります。オコジョのフンは、一般的に黒色でらせん状にねじれ、端の方が細長くのびています。そうしたフンをよく見ると、その多くにネズミの毛が含まれています。中央アルプスの稜線部で生息するネズミは、ヤチネズミやヒメネズミです。こうしたネズミ類の毛に混じって、甲虫類の足や鳥の羽も見ることがあります。オコジョは、時には自分の体重の10倍にもあたるノウサギの首にかみつき捕食することもあると言われています。オコジョは高山帯に生息する小動物にとっては、恐ろしいハンターですが、その顔は実に愛らしい動物です。好奇心の旺盛なオコジョは時折、登山客のそばまで近づいてくることがあるので山の人気者です。登山道を歩いていると、ガレ場からひょこっと顔を出している姿を見かけることがあります。こちらがジッとしていれば、オコジョの方もこちらを見つめています。時には登山者の足下まで近づき、登山靴や地面に置いたリュックサックをなめる程に近づくこともあります。大勢の観光客が殺到する夏場の千畳敷カールのガレ場でも、そんなオコジョの姿を見ることができます。

このページのトップへ戻る


カモシカ



タイトルなし

カモシカをゆっくり見たいと思えば、森林帯と隣接する伐採地や崩壊地を注意深く観察してみるとよいでしょう。休息しているカモシカであれば、長時間観察することができます。カモシカと同じ草食動物であるシカは、植物の中でも主に下草を食べますが、カモシカの方は木の葉を多く食べる森林生活者です。これまでにカモシカが食べたものは450種ほど観察されています。こうして食べた餌は、いったん胃に貯えられ、もう一度口にして戻して反芻します。ロープウェイに乗っていると、厳冬期においても1700mあたりでよくカモシカを見ることがあります。いったん座り込んで反芻しているカモシカがいれば、一時間ほどしてもじっと同じ場所にいることがよくあります。カモシカの生活は、このように同じ場所でじっと反芻しているか、そうでなければゆっくり移動しながら餌を食べて一日を過ごしています。

このページのトップへ戻る


キツネ



タイトルなし

キツネは奥山の動物というよりも、私たちの身の回りにいる里山の動物です。駒ヶ根市内を取り巻く段丘崖の森林帯をくまなく歩いていると、キツネの巣穴を発見することがあります。そこは決まって火山灰が風化した赤っぽい土がある場所です。キツネは、穴を掘りやすい場所を選んで巣穴を作っています。
キツネは夜行性の動物です。特に日没後や早朝に活動し、日中はめったに見かけることがありません。餌はネズミやノウサギのような哺乳類をはじめ、果実や昆虫といったものまでも食べる「雑食家」です。夜の林道を車で走っていると、太くて長い尾のキツネに出会うことがあります。
このキツネが、中央アルプスの稜線部に登ってきます。それは7月中旬からです。この頃、キツネの餌となるノウサギも稜線部までやってきています・。ノウサギは融雪後に出てくる高山植物を求めて登ってきます。これまでに登山道で確認したフンの内には、ノウサギの毛や骨が含まれていました。また、ネズミの毛が入ったものもありました。高山のハイマツがある場所では、ヤチネズミが生息し、ダケカバやナナカマドが入り込んだ場所にはヒメネズミも生息している事から、キツネはこうしたネズミ類を捕食していると考えられます。

このページのトップへ戻る


コウベモグラ



タイトルなし

晩秋から早春にかけて、田んぼのあぜや馬見塚のような芝地に出かけると、ポコポコとした土の盛り上がりが目につきます。これが、モグラ塚と呼ばれるものです。モグラはシャベルのような前足を平泳ぎのように動かし、トンネルを掘り進んでいきます。掘った土は自分の体の後ろへ送り出し、ある程度たまると体の向きを変えて、地上へ運び出します。ひとつのモグラ塚の土の重さは3キログラムですが、時には10キログラムを超えるものもあります。体重100グラムほどのモグラにとって、地上に土を運ぶ作業は、想像以上の重労働と言えます。モグラのこうしたトンネル掘りは、地中に酸素を送り込んだり、土を耕したりという役割も果たしているのです。なにしろ1匹のモグラだけで、年間、数百キログラムの土を動かしているのですから。
こうしてできたトンネルは、モグラのエサを捕獲する罠となります。地中には、ミミズをはじめ、いろいろな小動物が生活しています。小動物たちは、地中を移動しているときに、モグラが作ったトンネルに入り込みます。この時、トンネル内をパトロールしているモグラに食べられるのです。ミミズであれば1日におよそ30匹を食べます。お腹がいっぱいで食べきれない時は、捕獲したミミズを動かないようにして生きたまま保存します。このようにモグラのトンネルはモグラの生活空間と捕獲罠を兼ね備えています。

このページのトップへ戻る


タヌキ



タイトルなし

タヌキは、里山の動物と言われるように、林縁部に接する人間の生活圏で生きています。段丘崖の森林帯を歩いていると、落ち葉が踏み固められた一本の道のようなものが見えてきます。幅30cmほどの道は、タヌキやキツネといった動物たちが頻繁に通ることによってできた「けもの道」です。この道を辿っていくと、山盛りになったタヌキのフンに出くわすことがあります。これがタヌキの「溜め糞」と呼ばれるものです。タヌキの溜め糞は、決まった場所でフンをするタヌキの習性によってできたものです。それも特定のタヌキではなく、何匹ものタヌキが利用しています。一匹のタヌキの行動圏の中には、これが10か所ほどあります。夏場は、センチコガネのような糞虫によってすぐに分解されますが、秋にはよく目につきます。複数のタヌキによってできた溜め糞は、いわばタヌキの共同トイレといえます。この溜め糞の上に、今まで出会ったことのないタヌキのフンを置くと、そのフンを長く嗅いでいるといいます。タヌキたちは共同トイレで用をたすことで、お互いの存在を教えあいながら、情報を交換しているのでしょう。こんもり盛り上がった溜め糞は、タヌキの生活を知る上でもまさに宝の山です。

このページのトップへ戻る


テン



夜、車で林道を走っていると、シカやノウサギ、タヌキといった動物たちが、車のライトの中に飛び込んでくることがあります。その中にテンもいました。前方に照らし出された光の中に、黄金色の毛並みを持ったテンがいました。テンの中には、冬になると黄金色に美しく変身するものがいます。これが、いわゆるキテンと呼ばれるものです。これに対し、一年を通じて灰褐色のものをスステンと呼んでいます。石の上や道路脇にあるテンのフンを観察すると、いろいろなものを食べていることがわかります。入笠山での調査によると、ネズミ類をはじめ、ノウサギ、シカ、カモシカ、ヤマネなどといった哺乳類を捕食していました。一見愛らしい顔をしたテンですが、その本質は肉食獣としての一面を持っています。一方こうした動物たちの他に、野イチゴやアケビといった木の実も食べています。テンのフンの中に詰まった木の実からは、その年の秋の実りぐあいがわかります。テンは、木登りの名人です。木から木へと身軽に枝移りしながら、小枝の先までも行くことができます。リスやムササビといった樹上生活者も、こうした軽業師的なテンに狙われてしまうと、もうおしまいです。テンの多い年には、ムササビの子どもの数が少なくなるという事もあります。またテンは、木の上から地上を駆けるノウサギなども狙うといいます。

このページのトップへ戻る


ニホンザル



タイトルなし

ニホンザルは、低山帯の照葉樹林及び広葉樹林から亜高山帯の針葉混交林に多く分布しています。その中でも、中央アルプスの山麓部一帯のような広葉樹が優先する森林帯に多く、中沢や東伊那のようなスギやヒノキが多い人工林地帯には少ないです。これは、餌となる植物の葉や芽、果実が少ないことに関係しています。
雌は約6か月の妊娠期間を経て、5〜6月に出産を迎えます。サルの群れは、大人の雌とその子ども、そして複数の大人の雄から構成されます。雌は自分の生まれた群れに一生とどまるのに対し、雄は4〜5歳になると自分の群れを出て行きます。たまに、駒ヶ根市の市街地周辺までやってくるサルがいます。このサルはヒトリザルと呼ばれる群れから離れた若いサルか、群れから追放された年老いたサルです。いったん群れを出た若い雄ザルは、単独で移動するものや雄同士の小さな集団を作るなどして生活しています。

このページのトップへ戻る


ニホンジカ



タイトルなし

伊那市と長谷との境に位置する戸倉山で昭和44年(1969)にニホンジカが捕獲されていますが、この頃のニホンジカはめずらしい存在でした。現在、竜東地区(天竜川の東側)ではこのニホンジカが、山際の耕作地に沿って防護柵を設置するほどに増えています。竜東地区の農耕地周辺にニホンジカが出没しはじめたのは1990年代前半です。その後ニホンジカの出現が頻繁になり、それに伴い農作物への被害も深刻になってきました。こうした防護柵のある風景は、つい最近の事です。それ程に、竜東地区におけるニホンジカは増えてきています。
天竜川の両岸の砂地には、ニホンジカの足跡が点在しています。これは、天竜川の浅瀬部分を東から西へ、渡ったニホンジカの足跡です。このように天竜川右岸に出現しているニホンジカは、天竜川の支流でもある中田切川に発達する森林帯を移動し、中央アルプス山麓部に入り込んでいるものもいます。

このページのトップへ戻る


ノウサギ



タイトルなし

厳冬期に中央アルプスのロープウェイ直下の雪面を観察していると、必ずと言ってよいほどに、ノウサギの足跡を見つけることができます。ノウサギの後ろ足は、雪に足を取られないように、前足の3倍ほどの接地面積を持っています。ちょうど、冬山を歩くときに装着するカンジキの役目も果たしています。その上、ノウサギの足の裏には短い毛がたくさんあり、急斜面の雪面をしっかりとつかむことができます。積雪期の中央アルプスにおけるノウサギは、雪面を移動しながら餌を食べています。雪は、ノウサギのエサとなる下草を覆い隠してしまう反面、今まで背伸びをしても届かなかった部分の樹皮や冬芽にありつくことができます。6月中旬、雪が残る千畳敷カールでノウサギの足跡を見たことがありました。この時、周囲にあるダケカンバやミヤマハンノキの冬芽が雪の上から出ていました。ノウサギはこうした雪の上にでた冬芽を食べています。これらの木々は融雪とともに雪をピョコンとはねのけるように順次地上に出てきます。雪の上に出た小枝からは、新芽が吹き出してきます。こうした光景は雪解けとともに始まるので、ノウサギにとっては冷蔵庫から常時新鮮な食べ物が供給されているようなものです。枝先に残されたノウサギの食べ跡は、ナイフでスパッと斜めに切ったように鋭利です。これは、鋭い大きな門歯で切断するからです。

このページのトップへ戻る


ハクビシン



タイトルなし

ハクビシンは漢字で「白鼻芯」と書きます。文字通り、ひとすじの白い線が鼻の先から額までつながっています。天竜川近くの下平に住んでいる方から「屋根の上にあった」というけもののフンを見せてもらいました。よく見ると、フンの中には柿の種が入っていて、その形状や大きさからハクビシンのものでした。ハクビシンはこの農家の庭先にある柿木に、毎晩登ってはお腹を満たしていたのでしょう。木登りがうまいハクビシンは、どのように屋根まで登ったのでしょうか?家の周りを見回しても、屋根まで枝が伸びている木はありません。そこで再びくまなく調べてみたところ、なんとトタンでできた雨樋を伝って登っていたのです。ハクビシンは、脚の裏の肉球をしっかりと樋に押し付けて登ったのでしょう、その樋にははっきりとハクビシンの足跡が残されていました。
その家の人と話をしているうちに、家の土蔵に何か住み着いているらしいというのです。これまでに、天井に住み着いたハクビシンのフンで天井が抜け落ちたという事をたくさん聞いていました。そこで、さっそく屋根裏を調べてみました。すると、土蔵脇につくられた温室の天井に、ハクビシンのフンが山のように積み上げられていました。このままの状態では、温室のつり天井が落ちてしまうのですぐに取り除きました。その量は、一輪車一杯分ほどもありました。もちろん、庭先の柿木から失敬してきた柿の種もたくさんありました。

このページのトップへ戻る


ムササビ



タイトルなし

ムササビの巣穴は、子どもを育てるためになくてはならない場所です。また、この穴は、昼間の安全な休息場所となっています。ムササビは、こうした巣穴を自分で掘ることができません。そのため、樹洞を利用したりキツツキの開けた穴を広げたりして使っています。時には、神社や人家の屋根裏などを利用していることもあります。
ムササビは完全な夜行性の動物です。静寂の世界の中でムササビを待っていると、森林内からグルルルル…という独特の声が聞こえてきます。その声の辺りに神経を集中しながら、じっと待っていると、木々の空間を音もなく滑空するムササビを見ることができます。月の明るい夜であれば、空をバックにシルエットとして浮かび上がってきます。
ムササビの移動は、位置エネルギーの変換です。高い場所から低い場所へ、滑空という手段でエネルギーを放出していきます。ムササビの前足には4本、後ろ足には5本の指があり、それぞれの指にはカギ爪があります。ムササビはこの爪を使って木に登ります。垂直の木を登ることは大変な労力ですが、その分移動距離を稼ぐことができます。その滑空する距離は、地上からの高さの2倍ほどです。もし山の斜面であれば、時には200mも滑空することができます。この時ムササビは、前足と後ろ足の間にある皮膜をマントのように広げます。4本の足を広げた大きさは、ちょうど新聞紙を広げたほどです。

このページのトップへ戻る


モモンガ



タイトルなし

モモンガはムササビを一回り小さくした動物です。ムササビは晩になると木々の間を滑空するので、伊那谷では別名バンドリと呼んでいます。これに対しモモンガは、ムササビよりも小さい動物ということで、コバンと呼ばれています。今では廃校になった校舎で、モモンガを観察したことがありました。この講社は昔ながらの木造建築で、外の板壁にはキツツキに開けられた穴がいくつもありました。モモンガはこの穴を利用して、板壁の間で子育てをしていました。モモンガは日が沈むと、外に出ようとして板壁の穴から顔を出します。でも、穴はいくつもあるので、出てくる場所はその日によって違い、観察するのに困ったことがありました。モモンガの目は顔の大きさの割合に比べて大きく、クリクリした目玉が印象的な動物です。モモンガは一回に約3頭の子どもを産むといいますが、ここでは幼体を含め一度に8頭も確認しました。これらのモモンガは、講社近くの桜の木に向かって滑空していました。モモンガの滑空距離は、ムササビよりも少ないですが、20〜30mは飛ぶことができます。森林内でもモモンガの巣は、キツツキの古巣や樹洞を利用しています。時には、野鳥用の巣箱に営巣することもあります。巣は、スギなどの樹皮を剥いだものやコケで作られています。

このページのトップへ戻る


リス



タイトルなし

光前寺の参道を歩いていると、その杉並木の根元近くにクルミやミズナラ、コナラといったドングリの殻が落ちています。また、周囲の林内にはアカマツのマツカサも落ちています。これらは、リスが食べ残したものです。リスはこうした木の実を前足で持ちながら実においしそうに食べます。中央アルプスの山麓部にあるアカマツ林で出会ったリスはマツカサを両手にもちグルグル回しながらその鋭い歯で鱗片を剥がしていました。こうしてリスは、鱗片の付け根にある種子を食べていたのです。この種子はゴマ粒ほどの大きさですが、一つのマツカサの中には50〜80粒も入っています。リスが生息するアカマツ林内では、こうして食べた後のマツカサが地上に落ちています。ちょうど小さなエビを天ぷらにしたような形状で残されています。
リスが食べたクルミにも特徴的な食べ跡がみられます。半分に割られたクルミの殻を拾い上げ、その縁を注意深く観察すると、クルミのからの合わせ目に沿ってノミで削ったような跡がわかります。リスがクルミを食べる時も、マツカサを食べる場合と同じように、前足でクルミを回しながらその合わせ目に沿って割るのです。

このページのトップへ戻る


この記事の担当 (問い合わせ先)
企画振興課
〒399-4192
長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
TEL 0265-83-2111(代表)
FAX 0265-83-4348
電子メール kizai@city.komagane.nagano.jp

※「用語解説」のリンクは「Weblio辞書」のページに移動します。

こまがね探し隊の記事一覧

駒ヶ根市役所
〒399-4192 長野県駒ヶ根市赤須町20番1号
TEL 0265-83-2111(代表) FAX 0265-83-4348      【お問い合わせフォーム】
開庁時間 月曜日~金曜日 午前8時30分~午後5時15分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
このウェブサイトについて | 著作権 | 免責事項 | 個人情報利用規程 | サイトマップ || 広告主募集
Copyright 2009 Komagane City. All Rights Reserved.